21世紀の森と広場

エノコログサ

ネコジャラシとも呼ばれる道ばたでおなじみの野草

  • 子犬の尾にたとえられる花穂
    写真 / htanaka

  • 花穂(花序)は円柱状で芒(のぎ)が毛のよう。
    花後、 実が熟すと芒は残って実だけが脱落する。
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  • 花穂の軸には小柄がつき、 小花が中にある小穂と芒が密生している。
    小花の黄色い雄しべが見える。
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  • 軸についてた一つの小柄の芒と小穂の集まり。 芒は小柄の先が変化したもの。
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  • 一つの小穂は長さ約2mm、 第2穎は小穂と同長で隙間はない。
    アキノエノコログサは小穂がやや大きく、 第2穎が短いので隙間が見える。
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  • 葉の付け根にある葉舌は毛状
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  • 農道に群生する
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  • コンクリートの歩道上にも生育
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  • 近縁の外来種オオエノコログサ。 エノコログサよりかなり大きい。
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  • オオエノコログサは小柄が長く、 枝分かれしているので見分けられる。
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  • 上 : オオエノコログサ
    下 : エノコログサ
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特徴

花穂を子犬の尾に見立てて名がついたと言われます。 別名ネコジャラシは猫をじゃらしたことから、 関東地方を中心に呼ばれる名です。 近縁のアキノエノコログサとともに、 畑や道ばた、 空き地に普通に生育しています。 大型の外来種オオエノコログサもしばしば見かけます。
  
タイプ : イネ科の一年草
大きさ : 高さ 20-70cm
花の時期 : 7-11月
生育場所 : 日当たりのよい畑、 荒地、 道ばたなど
分布 : 日本全土 世界中の温帯に広く分布

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​

注意点

猫をじゃらしていたら、 食べてしまって猫が体調不良になった事例があります。

体験・遊び

花穂をとって、 さかさまに手の中に隠しもち、 にぎにぎすると出てきて「毛虫だぞ~」と驚かすことができます。

執筆協力 : 田中ひとみ

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