「色鮮やかなきのこは毒きのこ、地味なきのこは食べられる」などと言われることもあるが、きのこの色と毒の関連性は全くありません。
クサウラベニタケ
名人泣かせの毒きのこ
特徴
ウラベニホテイシメジやハタケシメジといった食用きのことまちがえて食べて、中毒をおこすことがよくあります。きのこ狩り名人にうかがうと、クサウラベニタケを食べてしまい、ひどい目にあったという話をよく聞きます。
胞子が成熟してくると、ひだはピンク色をおびるのが特徴です。
大きさ:傘の直径は3~8cm
生える時期:夏~秋
生える場所:コナラ、クヌギ、スダジイなどの広葉樹の近く
※正確な種の判定は、形態を細部まで見る必要があります。
おもしろトピック
きのこの注意点
食用きのこの種類がわかるようになるには、正しい知識と十分な経験が必要です。確実にわからないきのこは食べないでください。中毒して死ぬこともあります。
見られる散歩道
執筆協力 : 大作晃一