ギンゴケ

過酷な環境でも生き抜くシルバー!

  • 道路のすき間にて。
    写真 / 2022.10.30 千葉市美浜区 S.Ikeda

  • 似た場所にはホソウリゴケハマキゴケも多い。
    写真 / 2022.10.30 千葉市美浜区 S.Ikeda

  • 日当たりの強い場所では真っ白のこともある。
    写真 / 2022.12.3 埼玉県秩父市 S.Ikeda

  • 茎に葉がウロコのようにつく。
    湿ってても乾いてても姿はあまり変わらない。
    左の蒴(さく)は垂れ下がるようにつく。
    写真 / S.Ikeda

  • 葉は丸みがあり、 上半分が透明。
    中肋は葉先に達する。
    写真 / S.Ikeda

特徴

都会でもごくふつうに見られる身近なコケ。 葉の上半分に葉緑体がないため白っぽく見えます。 住宅近くの石垣、 道路のすき間などに、 白っぽいコケが生えてないか探してみよう!
 
大きさ : 高さ3~10mm、 葉0.5~1mm
観察の時期 : 一年中
生える場所 : 石垣など
分布 : 北海道~琉球

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​

あらゆる環境に強い!

ギンゴケはとても分布の広いコケで、 日本では市街地から富士山の山頂まで、 そしてヨーロッパ、 北アメリカ、 オーストラリア、 さらには南極大陸と世界中で発見されています。
 
葉を白くさせるのは強い日差しなどに適応するためで、 これにより様々な環境で生きることを可能にしているのです。

見られる散歩道