21世紀(せいき)(もり)広場(ひろば)

ジロボウエンゴサク

(はな)遊び(あそび)地下茎(ちかけい)(くすり)にした(はる)野草(やそう)

  • 地下(ちか)塊茎(かいけい)から早春(そうしゅん)()生葉(いくは)(くき)(すう)(ほん)出し(だし)(くき)(さき)少数(しょうすう)紅紫(こうし)(しょく)(あお)紫色(むらさきいろ)(はな)をつける。
    写真(しゃしん) / MasakoT

  • 花冠(かかん)細長く(ほそながく)一方(いっぽう)(くちびる)(じょう)開き(ひらき)、 その反対(はんたい)(がわ)が距となる。
    写真(しゃしん) / htanaka

  • 全体(ぜんたい)()()で、 ()生葉(いくは)は2-3(かい)3()複葉(ふくよう)となり、 (しょう)()は2-3裂することが多い(おおい)
    写真(しゃしん) / htanaka

  • 花茎(かけい)(した)につく(つと)()(たまご)(がた)(ぜん)(えん)で、 (つと)()が3~5裂するヤマエンゴサクと見分け(みわけ)られる。
    写真(しゃしん) / htanaka

特徴(とくちょう)

春先(はるさき)明るい(あかるい)環境(かんきょう)咲き(さき)(なつ)には地上(ちじょう)()枯らし(からし)(よく)(はる)まで地中(ちちゅう)地下茎(ちかけい)休眠(きゅうみん)するスプリング・エフェメラルの(いち)(しゅ)です。 早春(そうしゅん)植物(しょくぶつ)のうち、 スミレを「太郎坊(たろうぼう)」、 (ほん)(しゅ)を「次郎(じろう)(ぼう)」と呼ん(よん)で、 (はな)をからませ引っ張っ(ひっぱっ)遊ん(あそん)だこと、 地下茎(ちかけい)生薬(きぐすり)(めい)延胡索(えんこさく)」と合わせ(あわせ)て、 次郎(じろう)(ぼう)延胡索(えんこさく)(ジロボウエンゴサク)と()がつきました。 (きん)(えん)(しゅ)(あわ)青色(あおいろ)(はな)咲く(さく)ヤマエンゴサクがあります。
 
タイプ : ケシ()キケマン(ぞく)多年草(たねんそう)
大き(おおき)さ : (たか)さ 10-20cm、 (はな)(なが)さ 1.2-2.2cm
(はな)時期(じき) : 4-5(つき)
生育(せいいく)場所(ばしょ) : 低地(ていち)山地(さんち)林内(りんない)草地(くさち)
分布(ぶんぷ) : 本州(ほんしゅう)関東(かんとう)以西(いせい))・四国(しこく)九州(きゅうしゅう) 台湾(たいわん)中国(ちゅうごく)

正確(せいかく)(しゅ)判定(はんてい)は、 形態(けいたい)細部(さいぶ)まで見る(みる)必要(ひつよう)があります。 ​

執筆(しっぴつ)協力(きょうりょく) : 田中(たなか)ひとみ

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