21世紀の森と広場

フラサバソウ

2人の人名をもつ外来種

  • 道ばたの草地によく見られる。
    葉の毛が目立つ。
    写真 / SogaToshio

  • 左はオオイヌノフグリ
    並べると小ささがわかる。
    写真 / S.Ikeda

  • 花は大きく4つにさける。
    うすい青紫色で、 数本の濃い線がある。
    蕚(がく)の先はとがることが多い。
    写真 / SogaToshio

  • 葉は横に幅広く、 毛が多い。
    フチには大きなギザギザ(鋸歯)がある。
    茎の下で対に、 上で交互につく。

    写真 / S.Ikeda

  • 葉裏は毛がまばら。
    写真 / S.Ikeda

  • 茎にも毛が多い。
    写真 / S.Ikeda

  • 果実をつつむ苞葉。
    毛が多い。
    写真 / S.Ikeda

  • 実はふつう4つにふくらみ、 種を4個つくる。
    毛がない。
    写真 / S.Ikeda

特徴

近年になり各地でよく見られるようになった外来種です。 オオイヌノフグリに似ていますが、 花はより小さくてうすい青紫色で、 葉や茎には長めの毛が多いです。 名前は日本で最初に野生化しているのを発見したフランス人のフランシェとサバチェからきています。
 
タイプ : 越年草
花の時期 : 3~5月
大きさ : 花は8mmほど
生える場所 : 道ばたの草地
分布 : ヨーロッパ原産

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​

執筆協力 : 田中ひとみ

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