ヒロハイヌワラビ

名前と違って、 特徴は「広くならない」こと!

  • 湿った林内に生える。
    写真 / 2023.5.8 千葉県成田市 S.Ikeda

  • 根茎を直立から斜上させて葉を出す。
    写真 / 2024.5.22 神奈川県相模原市 S.Ikeda

  • 葉先。
    急に狭まって伸びることが多い。
    葉先が伸びて小羽片の切れ込みが浅いものは、 品種でルリデライヌワラビといわれている。
    写真 / 2024.5.22 神奈川県相模原市 S.Ikeda

  • 葉の下部。
    黄緑色っぽくてやわらかい。
    羽片は中央が一番幅広め。
    写真 / 2024.5.22 神奈川県相模原市 S.Ikeda

  • 最下羽片の基部の柄は6mmほどと、 似た仲間の中では少し長め。
    写真 / 2024.5.22 神奈川県相模原市 S.Ikeda

  • 小羽片。
    切れ込みは丸みがある。
    写真 / 2024.5.22 神奈川県相模原市 S.Ikeda

  • 基部はあまり広くならず、 羽軸にかぶらない。
    カラクサイヌワラビとの区別点。
    写真 / 2024.5.22 神奈川県相模原市 S.Ikeda

  • 羽軸上にトゲはない。
    ヤマイヌワラビタニイヌワラビはトゲがある。
    写真 / 2024.5.22 神奈川県相模原市 S.Ikeda

  • 葉裏。
    胞子のう群をつける。
    写真 / 2024.5.22 神奈川県相模原市 S.Ikeda

  • 胞子のう群は楕円形で、 ヤマイヌワラビほど大きくカマ状に曲がらない。 中心の脈寄りにつける。

    写真 / 2024.5.22 神奈川県相模原市 S.Ikeda

  • 葉柄基部。
    鱗片は茶色っぽい。
    中央部は黒っぽいことがある。
    写真 / 2023.10.26 千葉県成田市 S.Ikeda

  • 葉柄の上部。
    鱗片はやや少なめ。
    写真 / 2023.5.8 千葉県成田市 S.Ikeda

  • 葉軸。
    鱗片はほとんどない。
    写真 / 2023.5.8 千葉県成田市 S.Ikeda

  • 羽軸。
    裏面には短い毛が多い。
    写真 / 2024.5.22 神奈川県相模原市 S.Ikeda

  • 新芽。
    くるくる。
    写真 / 2024.5.22 神奈川県相模原市 S.Ikeda

特徴

山のじめじめした林内でよく見られるシダ。 葉の切れ込みは丸みがあってかわいらしい感じがします。 カラクサイヌワラビに似ていますが、 小羽片の基部はあまり広くならず、 羽軸にかぶりません。
 
葉の長さ : 30~80cm
観察の時期 : 春~秋(夏緑性)
生える場所 : 山地の湿った林内
分布 : 本州、 四国、 九州、 屋久島、 朝鮮、 中国

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​

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