サイゴクイノデ

西日本に多いのです

  • 山地林内に生える。
    写真 / 2023.9.2 東京都八王子市 S.Ikeda

  • 根茎を直立させて葉を出す。 右上のアイアスカイノデや左下のフモトシダとツヤをくらべてみよう。
    写真 / 2023.9.2 東京都八王子市 S.Ikeda

  • 葉は白っぽい緑色でツヤがない。
    葉先はきゅっと縮まって長く伸びない。
    写真 / 2023.8.24 千葉県君津市 S.Ikeda

  • 葉裏。
    胞子のう群は円形でフチ寄りにつける。
    写真 / 2023.8.24 千葉県君津市 S.Ikeda

  • 胞子のう群は耳の部分からつけ始める。
    地味ながら本種の大きな特徴。
    写真 / 2023.8.24 千葉県君津市 S.Ikeda

  • 葉柄下部。
    中心が栗色の濃い鱗片が混じる。
    写真 / 2023.8.24 千葉県君津市 S.Ikeda

  • 葉柄下部。
    鱗片は大きめでフチに突起はほぼない。
    写真 / 2023.8.24 千葉県君津市 S.Ikeda

  • 葉柄上部。
    鱗片は細くなり、 栗色はなくなる。
    写真 / 2023.8.24 千葉県君津市 S.Ikeda

  • 葉軸。
    細い鱗片が多い。
    鱗片にはフチに小さな突起がある。
    写真 / 2023.8.24 千葉県君津市 S.Ikeda

特徴

その名の通り西日本に多いイノデの仲間のシダで、 東日本でもたまに見られます。 葉はツヤのないうす緑色で、 慣れればこれだけで見当がつきます。 そのほか、 胞子のう群のつき方や葉柄の鱗片も個性的です。
 
大きさ : 長さ60cmくらい
観察の時期 : 一年中(常緑性)
生える場所 : 低山の林内
分布 : 日本(本州, 四国, 九州), 朝鮮, 中国

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​

見られる散歩道