サイゴクイノデ

西日本に多いのです

  • 山地林内に生える。
    写真 / 2025.6 奈良県 S.Ikeda

  • 根茎を直立させて葉を出す。
    右上のアイアスカイノデや左下のフモトシダとツヤをくらべてみよう。
    写真 / 2023.9 東京都 S.Ikeda

  • 葉先。
    やや急に細くなる。
    写真 / 2025.6 奈良県 S.Ikeda

  • 羽片。
    表面はツヤがなく、 かさかさとした感じ。
    軸部分は鱗片で茶色っぽい。
    写真 / 2025.6 奈良県 S.Ikeda

  • 最下羽片。
    あまり縮ます、 よく下向きになる。
    写真 / 2025.6 奈良県 S.Ikeda

  • 小羽片。
    イノデ類に共通で、 基部片側が耳状になる。
    鋸歯は針状になって鋭い。
    写真 / 2025.6 奈良県 S.Ikeda

  • 葉裏。
    胞子のう群をつける。
    写真 / 2025.6 奈良県 S.Ikeda

  • 胞子のう群は円形で、 フチ寄りにつく。
    包膜も円形。
    写真 / 2023.8 千葉県 S.Ikeda

  • 胞子のう群は耳の部分からつけ始める。
    地味ながら本種の大きな特徴。
    本種が関わっている雑種にも、 この特徴が表れる。
    写真 / 2023.8 千葉県 S.Ikeda

  • 葉柄。
    中心が栗色の濃い鱗片が混じる。
    写真 / 2023.8 千葉県 S.Ikeda

  • 葉柄下部。
    鱗片は大きめでフチに突起はほぼない。
    写真 / 2023.8 千葉県 S.Ikeda

  • 葉柄上部。
    鱗片は細くなり、 栗色はなくなる。
    写真 / 2023.8 千葉県 S.Ikeda

  • 葉軸。
    細い鱗片が多い。
    鱗片にはフチに小さな突起がある。
    写真 / 2023.8 千葉県 S.Ikeda

  • 小さめの葉。
    西日本に多いが、 東日本でもたまに見られる。
    写真 / 2023.8 千葉県 S.Ikeda

特徴

その名の通り西日本に多いイノデ類のシダ。 葉はツヤのないうす緑色で、 慣れればこれだけで見当がつきます。 そのほか、 胞子のう群が小羽片の耳側から優先してつくことや、 葉柄につく鱗片の多くが栗色のところも個性的です。
 
葉の長さ : 40~80cm
観察の時期 : 一年中(常緑性)
生える場所 : 低山の林内
分布 : 本州、 四国、 九州、 朝鮮、 中国

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。

見られる散歩道

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