ナヨシダ科のホウライウスヒメワラビは名前が似ています。 分布も日本では屋久島のみと似ているので、 混同しないように注意です。
余談ですが、 同じオシダ科にはタイワンヒメワラビというシダもあります。 ホウライは台湾の異称なので、 名前だけ見ればホウライヒメワラビとタイワンヒメワラビって同じ…ですよね。
ホウライヒメワラビ
ホオノカワシダではないよ!
特徴
日本では屋久島のほか、 最近になって島根県でも見つかった珍しいシダ。 ホオノカワシダに似ていますが、 葉は濃い緑色で、 胞子のう群は脈寄りにつけて若い時に包膜があること、 葉柄や葉軸につく鱗片はうすい茶色で細めなことなどが違いです。 名前の蓬莱(ほうらい)は台湾の別の呼び方で、 ヒメワラビとは分類が大きく異なります。
葉の長さ : 80cmほど
観察の時期 : 一年中(常緑性)
生える場所 : 山地林内
分布 : 日本(本州(島根), 屋久島), 台湾, 中国, 南アジア, インドシナ半島, フィリピン
※正確な種の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。