トキワトラノオ

一年中緑色な虎のシッポ

  • 山地の岩場に生える。
    石灰岩地に多い。
    写真 / 2024.1 大阪府 S.Ikeda

  • 根茎を斜上させて葉を出す。
    写真 / 2024.1 大阪府 S.Ikeda

  • 葉の表面。
    濃い緑色で厚くて光沢がある。
    写真 / 2024.1 大阪府 S.Ikeda

  • 葉軸。
    溝の中央は盛り上がる。
    コバノヒノキシダと共通の特徴。
    写真 / 2024.1 大阪府 S.Ikeda

  • 葉の下部。
    最下羽片は幅が広くて扇のような形。
    コバノヒノキシダは長い。
    写真 / 2024.1 大阪府 S.Ikeda

  • 葉裏。
    胞子のう群は楕円形。
    フチと脈の中間につく。
    写真 / 2024.1 大阪府 S.Ikeda

  • 熟した胞子のう群はよく弾ける。
    雑種の場合は縮んでいることが多い。
    写真 / 2024.1 大阪府 S.Ikeda

  • 葉柄基部。
    濃い茶色の鱗片のほかに、 赤茶色の毛がびっしりつく。 本種の大きな特徴。
    写真 / 2024.3 岡山県 S.Ikeda

  • 石灰岩地でよく見られる。
    同じく石灰岩を好むヒメウラジロエビガラシダが一緒に生えている。
    写真 / 2024.3 岡山県 S.Ikeda

特徴

岩場に生える小さめのシダ。 似たコバノヒノキシダよりも濃い緑色で厚くて光沢があり、 一番下の羽片が扇のような形になります。 名前の常盤(ときわ)は一年中緑色の葉をつけていることに由来します。 トラノオはそのまま虎の尾に似ていることにちなみますが、 そうは…見えないかも?
 
葉の長さ : 5~15cm
観察の時期 : 一年中(常緑性)
生える場所 : 山地の岩場など
分布 : 本州、 四国、 九州、 沖縄島、 朝鮮、 台湾、 中国、 南アジア

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​