ケラ

土に潜り空を飛び水上を泳ぐスーパー昆虫

  • 触角やあしは短く、 お尻に長い尾毛(びもう)がある。
    写真 / 2024.6.1 千葉県船橋市 MasakoT

  • 田んぼの水に浮かんでいる。
    写真 / 2024.6.1 千葉県船橋市 MasakoT

  • 体はビロードのような毛におおわれる。
    写真 / 2024.6.1 千葉県船橋市 MasakoT

  • 前あしは、 モグラのよう。
    土を掘るのに使われる。
    写真 / 2024.6.1 千葉県船橋市 MasakoT

  • 腹面。
    写真 / 2017.11.2 千葉県船橋市 MasakoT

  • モズのはやにえにされてしまった。
    写真 / 2017.11.26 千葉県松戸市 MasakoT

  • 黒い小さな幼虫。
    写真 / 2024.6.1 千葉県船橋市 MasakoT

特徴

コオロギに近い仲間。 金色の短いビロードのような毛でおおわれ、 シャベルのような前あしが特徴。 草はら、 田んぼ、 畑など湿った土に潜って地中で生活しています。 昔から「オケラ」と呼ばれ親しまれてきました。 初夏、 「ジー」「ビー」と鳴きますが、 以前はミミズの鳴き声と思われていました。
 
大きさ : 体長30~35mm
食べ物 : 幼虫成虫ともに雑食性(植物の根や種、 小昆虫、 ミミズなど)
成虫が見られる時期 : 4~10月(成虫越冬)
分布 : 全国

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​

歌に登場!

「ぼくらはみんな生きている、 ・・・、 ミミズだって オケラだって アメンボだって みんなみんな生きているんだ 友だちなんだ🎵」
「手のひらを太陽に」(作詞やなせたかし 作曲いずみたく)に出てくるオケラはケラのことです。 歌ってみましょう!

天敵

ケラの天敵はムクドリなどの鳥やカエル、 モグラなどです。 また、 ケラは土の中の巣穴に卵を産みますが、 ミイデラゴミムシの幼虫はケラの卵を食べて成長します。