高さ1.5mぐらい。

ハナユ(イッサイユズ)
ボコボコの黄色い実がたくさん実る

ハナユ(イッサイユズ)の特徴
ハナユとも呼ばれます。ユズとは別の種類です。
ユズの実より小さなボコボコの実が実ります。
小ぶりな木で、若い木でも実がなるので庭によく植えられます。
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以下の情報は、関東地方を基準にしています。エリアによって1ヶ月くらいの差があります。

樹形
花
直径3センチほどの花が葉の付け根や枝先に一輪ずつ咲きます。
実
10~12月熟します。熟した後も長く木に残っています。
直径は4~7cmの黄色のボコボコした実です。
香りはユズと似ていますが、弱いです。未熟な緑の実を薬味などに使ったりします。
性格
陽樹にしては成長が遅く、大木になるわけでもなく、競争の激しい森では、ユズの仲間は他の木に覆われ、残念ながら負け組です。でもユズの種をまくと一つの種から2、3本芽が出てきます。1つの受精卵から2つ以上の胚が発生することを多胚性と言い、多胚種は、生き残る上で有利です。よい香りで動物に種を運んでもらい、1つの種からいくつか芽生え生き残ろうとしています。種もめっちゃ多いです。
体験・遊び
ユズよりハナユのほうが実の皮がきれいなことが多いので、皮を薄くスライスしてトーストに!
トーストにクリームチーズをたっぷりぬり、スライスしたユズ(ユズの種はとる)、ハチミツをかけてトースターで焼きます。
関わりが深い生き物
ミカンの仲間には、アゲハ(ナミアゲハ)、クロアゲハ、ナガサキアゲハなどアゲハチョウの仲間がやってきます。幼虫は、小さいときは鳥のフンのよう、終齢幼虫になると緑色になり、モリモリ葉を食べます。幼虫は怒るとツノを出し、ちょっと臭いです。
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ハナユ(イッサイユズ)の見られる場所
執筆協力 : 「性格」「体験・遊び」岩谷美苗 執筆