高さ2~4m。よく枝分かれしてこんもりした樹形になります。

イボタノキ
香りのよい小さなブーケのような白い花を咲かせる

イボタノキの特徴
梅雨の初め、香りのよい白い花を木いっぱいに咲かせます。
イボタノキには「イボタロウムシ」がつきます。昔、このイボタロウムシから蝋(ろう)をとり、それをイボ取りに使ったので「いぼ取りの木」、縮まって「イボタノキ」と呼ばれるようになったと言われています。
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樹形
葉
光沢のない薄めの葉です。先は完全に尖らず丸みを帯びます。
花
初夏に小さなブーケのような白い花が木全体に咲きます。キンモクセイに似た良い香りがします。
実
直径6-7mmの黒紫色のまん丸の実がなります。中には種が1個入っています。
幹
人との関わり
イボタノキはライラックの台木として使われます。庭や公園のイボタノキはほぼライラックを植えたのにいつの間にかライラックが枯れて、イボタノキがのっとったパターンです。
名前の由来
イボタロウムシから蝋(ろう)をとり、それを「イボ取り」に使ったので「いぼ取りの木」、縮まって「イボタノキ」と呼ばれるようになったと言われています。
関わりが深い生き物
5~6月、花の香りに誘われて、チョウやハチなどいろいろな虫がやってきます。葉は虫の食べあとだらけ?くるっと丸まったハバチの幼虫が葉を食べて、穴だらけにしてしまうことがあります。ガのおもしろい幼虫も見つかるかもしれません。ヒヨドリなどの野鳥が実を食べにやって来ます。
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