高さ1~2mになります。ミカンの仲間の木では最も背が低い木です。

キンカン
皮ごと食べられる実

キンカンの特徴
ミカンを小さくしたような実です。外側の皮ごと生で食べられますが、タネは多いです。
砂糖漬けやはちみつ漬けにされたものが風邪の薬とされてきました。
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以下の情報は、関東地方を基準にしています。エリアによって1ヶ月くらいの差があります。

樹形
葉
厚みがあり、光沢のある葉っぱです。
葉の柄には小さな翼があります。
花
香りの良い白い花が年に何度か咲きます。
実
小さなミカンのような実がたくさん実ります。1年を通して何度か花が咲くので実も何度か実ります。
幹
幹は緑色で、長さ1.5cmほどの棘(とげ)があります。触る時は気を付けてください。
その他の情報
キンカンはもともとは中国揚子江(ようすこう)河岸の森に生えていた木と言われています。
現在、日本で食用として食べられるキンカンは、1926年台風で難破し漂着した中国の船にのっていた果実を清水市の柴田権左衛門氏がもらい受けて育てたもの。それが全国に広まりました。(週刊朝日百科 植物の世界31号より)
関わりが深い生き物
ミカンの仲間には、アゲハ(ナミアゲハ)、クロアゲハ、ナガサキアゲハなどアゲハチョウの仲間がやってきます。幼虫は、小さいときは鳥のフンのよう、終齢幼虫になると緑色になり、モリモリ葉を食べます。実を食べに、メジロ、ヒヨドリ、オナガなどの鳥がやって来ます。
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