扇の形またはほうきを逆さにしたような形が特徴があります。冬、葉が落ちると特に分かりやすく、遠くから見てもケヤキだと分かります。
太い幹をしていますが、枝は細かく繊細です。


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ケヤキの特徴
日本の代表的な広葉樹の一つです。
ほうき逆さにしたような木の形が美しく、街路樹として沢山植えられています。
ケヤキの木材は、固くて丈夫なうえに木目に狂いがなくて美しいということで、様々の生活用品にも使われてきました。
お寺や神社の建物にも多く使われて来ました。京都の清水寺の本堂はケヤキ材を使って400年前に建てられたものです。
以下の情報は、関東地方を基準にしています。エリアによって1ヶ月くらいの差があります。

樹形
葉
葉は縁(ふち)に丸みのある切れ込みが入っています。
花
雄花と雌花が同じ木に咲きます。木が大きいのに花が小さくて見つけづらいです。
実
実は葉と一緒に落ちます。葉をプロペラがわりにして風にのって遠くに飛ばされます。
木になる実の量は、年によって大きく変化します。
幹
樹皮は、独特なウロコ状にはがれます。
冬芽
先のとがった冬芽。
紫色をおびた8~10枚の芽鱗(冬芽をつつむ鱗状の皮)につつまれています。
名前の由来
木目(もくめ)の美しさから、昔の言葉できわだっていることを意味する「けやけし」から名付けられたと言われています。
関わりが深い生き物
ヤノナミガタチビタマムシという小さな甲虫が葉を食べることで、夏に葉の色が茶色になり、葉が落ちてしまうことがあります。ニレハムシの幼虫・成虫も葉を食べます。はがれやすい樹皮の裏は、小さな虫やクモの越冬場所になっています。