日本に植えられているものは5m程までですが、原産地のアメリカ合衆国では、大きいものは高さ12m直径45㎝程になるものもあります。

ハナミズキ
桜のお礼にアメリカ合衆国から贈られた

ハナミズキの特徴
北アメリカ原産の木です。大正時代のはじめに東京市長からアメリカ合衆国の首都ワシントンへサクラの苗木を贈ったお礼に日本へ贈られました。
ハナミズキをモチーフとした一青窈(ひととよう)さんの歌がヒットしたことからよく名前が知られています。
以下の情報は、関東地方を基準にしています。エリアによって1ヶ月くらいの差があります。

樹形
葉
枝先に集まって付き、8~15㎝の卵状楕円形または卵円形で先は短くとがっています。秋には紅葉します。
花
4~5月に、葉が広がる前か同時に咲きます。花びらに見えるのは葉が変形した総苞片(そうほんへん)です。中心には小さな花が集まって咲いています。
実
長さ1㎝程の楕円形で9~10月に暗紅色に熟します。光沢があって美しく小鳥の御馳走になりますが、毒性があるため人間は食用できません。
幹
灰黒色で細かい割れ目が入り、ごつごつした肌になります。
冬芽
玉ねぎのような形の面白い形の花芽です。花芽の下にはとがった葉芽があります。
人との関わり
大正時代のはじめに東京市長からアメリカ合衆国の首都ワシントンへサクラの苗木を贈った際に、その返礼で日本へ贈られてきた「日本親善の木」として有名です。アメリカ合衆国東部を象徴する花としてノースカロライナ州、バージニア州では州の花とされています。
名前の由来
日本の山野に沢山生えるミズキと近い仲間で、花が目立つことから「花のミズキ」でハナミズキとなりました。