ウスバキトンボはお盆の頃に増えることから、 祖先の霊を乗せて帰って来ると言われ、 「盆トンボ」「精霊(しょうろう)トンボ」などいくつかの呼び名があります。 「ご先祖様の使い」として、 つかまえないよう言い伝える地方もあります。
ウスバキトンボ
世代交代を繰り返し、 北へ旅するトンボ
特徴
南国のトンボ。 開けた草地などで群れて飛んでいます。 南の地方から、 世代交代をしながら北へ北へ、 一方通行の旅。 関東地方では冬は越せずに死んでしまいます。
大きさ : 体長44~54mm
食べ物 : 幼虫はミジンコ、 ボウフラ、 水生昆虫、 小魚など 成虫は生きた昆虫など
成虫が見られる時期 : 4~11月 関東地方では7月以降に増加
分布 : 全国
※正確な種の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。