メスは梅雨の時期が出産ラッシュで、 お腹にある袋の中に卵を産みます。 卵からふ化した赤ちゃんダンゴムシは、 しばらくはお母さんの袋の中で過ごします。 袋を破って出て来た赤ちゃんダンゴムシは7回ほど脱皮をして成体になります。 冬になると、 石の下などで丸まってじっとしていますが、 暖かい日はエサの落ち葉などを食べます。 寿命は約3年程度と言われています。
オカダンゴムシ
まん丸になる陸の甲殻類
特徴
ヨーロッパ原産の外来種。 身を守るために丸くなります。 昆虫ではなく、 エビやカニと同じ甲殻類で、 あしは7対14本(生まれたては6対)あり、 暗くてじめじめしたところが好きです。 落ち葉などを食べて分解し、 土に返す役割があります。
大きさ : 体長14mm前後
食べ物 : 落ち葉、 生き物の死骸など雑食性
成虫が見られる時期 : 3~12月
分布 : 全国
※正確な種の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。
オカダンゴムシの1年
似た仲間との見分け方
ワラジムシと似ています。
オカダンゴムシは、 丸くなり、 光沢があり、 逃げるのが遅いです。
ワラジムシは、 平たい体で前後が狭まり、 丸くなりません。 光沢はなく、 素早く逃げます。 ダンゴムシよりやや小さくスリムで、 お尻から尾肢(びし)という突起が2本出ています。