ノビル

ピリッと辛い春の味

  • 春先の葉は柔らかく、 ネギのように食べられる。
    写真 / 2022.3.20 茨城県石岡市 htanaka

  • 地下茎(鱗茎)は丸くなり、 生でも食べられる。
    写真 / 2022.3.20 茨城県石岡市 htanaka

  • つぼみ。 花序が膜質の総苞に包まれている。
    写真 / 2019.5.11 千葉市美浜区 MayaN

  • 総苞が開いて花序がでてきたところ。
    写真 / 2019.5.11 千葉市美浜区 MayaN

  • 花序の中心に球芽(むかご)が育つ。
    写真 / 2019.5.11 千葉市美浜区 MayaN

  • ノビルの花。 花茎の先に淡紅紫色の花を散形状に多数つける。
    写真 / 2018.520 千葉市美浜区 MayaN

  • 花と球芽(むかご)
    写真 / 2018.520 千葉市美浜区 MayaN

特徴

野生のネギの仲間で、 春先に柔らかい葉を出します。
ノビルは野のヒル(蒜、 ネギの古い呼び名)の意味で食用になります。

  
タイプ : ヒガンバナ科の多年草 
大きさ : 高さ40~60cm 花被片長さ4~6mm
花の時期 : 5~6月
生育場所 : 空き地、 草地、 畔、 道脇など
分布 : 北海道~沖縄、 朝鮮、 中国

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​

注意点

ヒガンバナ科のよく似た園芸植物で毒のあるタマスダレ(別名レインリリー、 ゼフィランサス)と混同しないように気を付けてください。

体験・遊び

採取できる場所のものは食べてみてください。
地下茎は生でみそをつけてもおいしいし、 油いためもよいです。
葉は早春は刻んでネギのように食べられますが、 育つと固くなります。

執筆協力 : 田中ひとみ