ハルジオン

春によく見るキク科の帰化植物

  • 頭花は径1.5~2.5㎝
    写真 / 2022.4.8 千葉県市川市 MasakoT

  • 舌状花は細く数が多く、 つぼみはうなだれる
    写真 / 2022.4.10 千葉県習志野市 MasakoT

  • 舌状花は白色~淡紅色で、 中央に集まる筒状花は黄色で目立つ
    写真 / 2020.4.16 茨城県つくば市 htanaka

  • ピンクの個体。 舌状花の色は個体差がある。
    写真 / 2021.5.2 茨城県筑波山 htanaka

  • 舌状花は雌花、 筒状花は両性花でいずれも長い冠毛がある
    写真 / 2022.4.25 茨城県つくば市 htanaka

  • 道脇に群生
    写真 / 2022.5.3 茨城県つくば市 htanaka

  • 茎の葉は柄がなく、 茎を抱くようにつく。 茎は中空。
    写真 / 2022.5.6 茨城県つくば市 htanaka

  • 根生葉はへら形。 花期にも根元に残っている。
    写真 / 2022.5.6 茨城県つくば市 htanaka

特徴

春に咲くキク科の帰化植物でよく似ているハルジオンとヒメジョオンは混同されることが多いのですが、 ハルジオンの方が早く、 早春から咲きだします。 花びら(舌状花)の細さや数、 茎の葉のつき方、 花の時期に根生葉のあるなしなど違いがあるので観察してください。
1920年頃観賞用として導入されたものが全国に広がりました。 別名のビンボウギクは手入れされない家の庭に多く見られたこと、 テツドウグサは線路沿いに群生したことなどで呼ばれました。

 
タイプ : キク科の多年草 
大きさ : 高さ30~100cm  
花の時期 : 3~8月
生育場所 : 道脇、 空き地など
分布 : 北アメリカ原産の帰化植物 日本全土

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​

執筆協力 : 田中ひとみ