ヒメジョオン

初夏にハルジオンからバトンリレー

  • 関東地方では5月中旬から、 ハルジオンに遅れて咲き出す。
    写真 / 2022.5.30 茨城県つくば市 htananka

  • 花はハルジオンより小ぶりで花びらの数も少なめ。
    写真 / 2022.5.29 茨城県つくば市 htananka

  • 5月初旬、 つぼみが膨らんできた。
    写真 / 2022.5.11 茨城県つくば市 htananka

  • つぼみはうなだれない。
    写真 / 2022.5.18 茨城県つくば市 htananka

  • 街路樹の植え升に繁茂するヒメジョオン。 この後すぐ草刈りされた。
    写真 / 2022.5.29 茨城県つくば市 htananka

  • 葉は茎を抱かない。 茎や葉にはあらい毛がある。
    毛のないヘラバヒメジョオンは乾燥地に多い。
    写真 / 2022.6.18 茨城県つくば市 htananka

  • 空き地に群生。
    花の咲いた株元には根生葉はない。
    写真 / 2022.6.18 茨城県つくば市 htananka

  • 根生葉はさじ(スプーン)型。 花の咲いた個体とは別にたくさん見られる。
    写真 / 2022.6.18 茨城県つくば市 htananka

  • 左ハルジオン、 右ヒメジョオン。
    写真 / 2022.5.15 茨城県つくば市 htananka

特徴

ヒメジョオン(姫女苑)はハルジオン(春紫苑)に少し遅れて咲き出し、 夏の盛りを過ぎて秋まで咲き続けます。
ハルジオンより花が少し小さく、 花びらの数が少なめ、 ハルジオンのようにつぼみがうなだれない、 茎は中空でないなどの違いがあります。
江戸時代末(1865年ごろ)に観賞用に導入され、 明治初期には雑草化していたそうです。
ハルジオンとともに日本の侵略的外来種ワースト100に選定されています。

  
タイプ : キク科の多年草 
大きさ : 高さ30~150cm 
花の時期 : 6~10月
生育場所 : 開けた緑地、 道脇、 空き地など 都市部でもよく見かける
分布 : 北米原産の帰化植物 日本全土

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​

執筆協力 : 田中ひとみ