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オクマワラビ

雄熊の毛皮のような鱗片をつけるシダ

  • 低山の林内に多い。
    写真 / 2023.5 千葉県 S.Ikeda

  • 根茎を直立させて葉を放射状に出す。
    日なたに生えた葉は黄色っぽい。
    写真 / 2022.4 千葉県 S.Ikeda

  • 最下羽片。
    先ほど切れ込みは浅くなる。
    写真 / 2022.7 千葉県 S.Ikeda

  • 葉脈はあまり凹まない。
    写真 / 2022.7 千葉県 S.Ikeda

  • 葉裏。
    胞子のう群は円形。
    脈とフチの中間につく。
    包膜(ほうまく)はCの形。
    写真 / 2023.4 千葉県 S.Ikeda

  • 葉柄下部。
    たくさんの黒っぽい鱗片がある。
    写真 / 2022.8 千葉県 S.Ikeda

  • 葉柄上部。
    鱗片は多い。
    写真 / 2022.8 千葉県 S.Ikeda

  • 葉軸。
    鱗片は細くなる。
    写真 / 2022.8 千葉県 S.Ikeda

  • 若葉。 ゼンマイのようにぐるぐる巻きだが、 鱗片がある点で異なる。
    写真 / 2022.3 千葉県 S.Ikeda

  • 1枚の葉。
    写真 / S.Ikeda

  • 胞子のう群は葉の上側1/2ほどまでつく。
    写真 / S.Ikeda

特徴

都市公園にも多い身近なシダ。 同所に多いベニシダよりも、 葉は縦に長くて柔らかめで、 根茎から放射状に葉を広げます。 羽片は中程度に切れ込み、 その裂片は葉脈があまり窪まず、 先があまり尖らないことが多いです。 葉裏には円形の胞子のう群を多くつけますが、 葉の上半分に限定されます。 葉柄に鱗片がたくさんつき、 近縁種のクマワラビよりもこれが黒っぽいことから雄クマワラビと名付けられました。 とはいえ株によっては茶色っぽいこともあります。
 
葉の長さ : 40~100cm
観察の時期 : 一年中(常緑性)
生える場所 : 林内や石垣のすき間
分布 : 本州、 四国、 九州、 朝鮮、 中国

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。

似た仲間との見分け方

クマワラビが身近な近縁種です。
 
クマワラビは①胞子のう群のつく部分がよく縮み、 ②小さな切れ込み(小羽片)先はよく尖り、 ③葉脈はよく凹み、 ④鱗片は茶色っぽいことなどが特徴です。
 
●アイノコクマワラビは両者(クマワラビ×オクマワラビ)の雑種で混生地にはよく見られます。 特徴をそれぞれから引き継いでいますが、 胞子のう群のつく部分はあまり縮みません。

  • 小羽片の比較。
    写真 / S.Ikeda