ドクダミ

十薬(じゅうやく)とも呼ばれる薬草

  • 日陰の道脇などに生育する。
    大きな白い4枚は総苞。
    写真 / 20222.515 茨城県つくば市 htanaka

  • 梅雨時に目立つ。
    写真 / 2022.5.30 茨城県つくば市 htanaka

  • 中心にある花穂には花被片のない花が密生。
    花は下から上へと咲く。
    写真 / 2022.5.30 茨城県つくば市 htanaka

  • 花穂ははじめ短く、
    だんだん伸びながら花がさいて長くなる。
    写真 / 2022.6.16 茨城県筑波実験植物園 htanaka

  • 小さな花の元に小苞が出ることがある。
    写真 / 2022.5.30 茨城県つくば市 htanaka

  • 道脇に群生。 地下茎を伸ばして繁茂する。
    写真 / 2022.5.30 茨城県つくば市 htanaka

  • 八重のドクダミ
    写真 / 2022.6.3 茨城県豊里ゆかりの森 mYamada

特徴

梅雨期に群生して咲きます。 白いのは花穂を包む部分(総苞、 そうほう)で、 花びらのない花が花穂に密集しています。 ベトナムでは葉をハーブとして生食し、 中国四川省などでは根を食材として利用します。 (HT)
  
タイプ : ドクダミ科の多年草
大きさ : 高さ 30-50cm、 花穂は1-3cm
花の時期 : 6-7月
生育場所 : 日陰に群生
分布 : 本州~琉球、 中国、 東アジア

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​

民間薬として大事な野草

古くから民間薬として利用され、 毒を抑える意味の毒矯め(どくため)が転じドクダミになったと言われます。 別名の十薬(じゅうやく)も、 いろいろな薬効があるからです。

体験・遊び

葉はてんぷらなどで、 地上部を乾燥させて「ドクダミ茶」に、 除草で出た根を炒めものなどに利用してはいかがでしょう。
蚊に刺された時、 葉をもんで汁を塗ると効き目があります。

  • 写真 / htanaka

執筆協力 : 田中ひとみ