サギゴケ

紫の花だけど白鷺にちなんだ名前

  • 合弁花で、 上唇は2裂、 下唇は3裂し、
    中央の隆起した部分に黄色の斑紋がある。
    写真 / 2022.4.19 千葉県船橋市 MasakoT

  • 写真 / 2022.5.18 茨城県つくば市 htanaka

  • 葉は対生で、 走出枝(ランナー)を出す。
    葉のつく部分から根を出して増える。
    写真 / 2022.6.26 茨城県豊里ゆかりの森 htanaka

  • 黄色い斑紋が目立って昆虫を呼ぶ。
    写真 / 2022.5.3 茨城県つくば市 htanaka

  • 斑紋のある隆起した部分には長い毛がある。
    写真 / 2022.6.26 茨城県豊里ゆかりの森 htanaka

  • 地面に広がって生育する。
    写真 / 2022.5.3 茨城県つくば市 htanaka

特徴

別名をムラサキサギゴケと言い、 こちらの名で呼ぶことのほうが多いです。 まれにある白花を鳥のサギ(鷺)に見立てて、 草丈が低く苔のようなのでサギゴケ(鷺苔)と名がついたことから、 一般的な紫花をムラサキサギゴケと呼んでいます。
多年草で地面をはう茎(走出枝)を出して大きく広がるので、 よく似た一年草のトキワハゼと見分けられます。

  
タイプ : サギゴケ科(旧ゴマノハグサ科)の多年草
大きさ : 高さ 10-15cm
花の時期 : 4-5月
生育場所 : 田の畔、 道脇、 日当たりのよい湿った場所
分布 : 本州~九州 朝鮮、 中国

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​

執筆協力 : 田中ひとみ