21世紀の森と広場

ヘクソカズラ

きれいな花なのにかわいそうな名前

  • 中心部の赤紅色が目立つ白い花。 つる植物。
    写真 / htanaka

  • 葉は対生。 もむと臭いにおいがする。
    写真 / htanaka

  • 赤紅色をお灸に見立ててヤイトバナとも言う。
    写真 / htanaka

  • 花はろうと状。
    まとまって多数つくことが多い。
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  • 花弁は5裂する。 毛が多い。
    赤い部分の面積には大小の個体差がある。
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  • 秋の黄色くなった葉や金茶色に色づいた実も美しい。
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特徴

市街地や人家、 山野などどこでも見られるつる性の植物です。 中心部が赤紅色の白い花を夏に咲かせます。
葉や茎などをもむと臭いことから、 屁(ヘ)糞(クソ)葛(カズラ、 つるのこと)の名がつきました。 中心部が赤いのをお灸(ヤイト)に見立ててヤイトバナ、 花がかわいいのでサオトメカズラとも言います。
 
タイプ : アカネ科の多年草
大きさ : つる性で長く伸びる 花は径4~6㎜
花の時期 : 7-9月
生育場所 : 日当たりのよいやぶや草地、 道ばた、 公園
分布 : 日本全土 東南アジア 

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​

執筆協力 : 田中ひとみ

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