ユウゲショウ

夕方にお化粧する?

  • 道脇にピンク色の花が目をひく。
    写真 / 2022.4.28 茨城県つくば市 htananka

  • 花弁は4枚で濃い紅色の脈があり、 花の中心部は黄緑色。
    花の下に長い子房(果実になるところ)がある。
    写真 / 2022.4.28 茨城県つくば市 htananka

  • 雄しべ8本、 雌しべの先は紅色で4裂する。
    写真 / 2022.4.28 茨城県つくば市 htananka

  • 花は茎に1~2個つく。
    葉は互生する。
    写真 / 2022.5.11 茨城県つくば市 htananka

  • コンクリートの歩道上にも生育。
    写真 / 2022.4.28 茨城県つくば市 htananka

  • 花がほぼ終わった個体
    写真 / 2022.7.20 茨城県つくば市 htananka

  • 実が膨らんでいる。
    熟した実が濡れると4裂した裂片が開いて種子を散布する。
    写真 / 2022.7.20 茨城県つくば市 htananka

  • 散布が終わって裂片が閉じた実。 中は空洞だった。
    写真 / 2022.7.20 茨城県つくば市 htananka

特徴

明治時代に観賞用に導入されたものが関東以西で野生化し、 日当たりのよい道脇などに生育しています。
花は淡紅色~紅紫色で、 夕方咲いているのでユウゲショウ(夕化粧)と名がついたようですが、 実際には未明に開花し1~2日間咲いているそうです。
別名アカバナユウゲショウ、 ベニバナユウゲショウとも言い、 かつてユウゲショウと呼ばれていたオシロイバナと区別することがあります。
近縁のヒルザキツキミソウの花はひと回り大きく、 淡いピンク色をしています。

 
タイプ : アカバナ科の多年草 
大きさ : 高さ20~40cm 花の径1~1.5cm
花の時期 : 5~9月
生育場所 : 道脇、 空き地など
分布 : 北米南部原産の帰化植物

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​

執筆協力 : 田中ひとみ