筑波山周辺のシダ

特徴
アスカイノデとイノデの雑種と推定されているイノデの仲間です。 アスカイノデが関東に多いので、 本雑種も関東によく見られます。 雑種はどちらの親の形質をどの部位に強く残しているか、 個体によって異なってきます。 和名は神奈川県の三浦半島に由来します。
※掲示している個体について、 ①胞子のうは委縮して胞子は不完全、 ②葉は大型で濃緑色、 ③胞子のう群は中肋と辺縁の中間、 ④鱗片は小さな突起があって少しねじれる、 ⑤葉柄上部の鱗片は糸状ではなく広め、 ⑥葉柄基部の鱗片は幅広いものと細長いものが混じって栗色は殆ど無い、 ⑦周辺には「イノデ」「アスカイノデ」「アイアスカイノデ」が自生、 などの特徴から本雑種と推定しています。 (SI)
大きさ : 長さ1mを超える
観察の時期 : 一年中(常緑性)
生育場所 : 低地の林内
分布 : 本州~近畿, 高知県(特に関東)
※正確な種の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。