ヤブミョウガ

ミョウガによく似てるけど、まったく別もの

葉の中央から出た長い花茎に数段に白い花がつく。
写真 / htanaka
葉はミョウガによく似ていが、ミョウガと違ってざらつく。
写真 / htanaka
花には6枚の白い花被片があり、雄花と両性花がある。
雄花には6本の長い雄しべがあり、花の外に突き出して黄色い葯が目立つ。
写真 / htanaka
両性花は雌しべが長く、花柱が花から突き出る。
花が終わると果実が育つが、長い花柱が残る。
写真 / MayaN
若い果実は白から緑色になる。
写真 / MayaN
果実は直径約5㎜で、初秋には青紫色～黒く熟す。
写真 / MayaN
種子は果実の球面に沿って並んでいて、ばらばらになると長さ約2㎜で不定形。
写真 / MayaN
長い地下茎が横に這って増えるので、暖地の林内に群生する。
写真 / MayaN

特徴

葉がミョウガによく似ていて林内のやぶ地などうす暗いところに生えるのでヤブミョウガと名がつきました。しかし、ショウガ科のミョウガとは花の構造も花がつく位置も全くちがって、異なる植物です。
うす暗い夏の林の中に白い花が群れ咲き、秋の実もつややかできれいです。
　　
タイプ : ツユクサ科の多年草
大きさ : 高さ 50-100cm、花の径7~10mm、葉の長さ10~30cm
花の時期 : 8-9月
生育場所 : 暖地の林内
分布 : 本州(関東以西）、四国、九州　中国

※正確な種(しゅ)の判定は、形態を細部まで見る必要があります。