ヒナノハイゴケ

木の幹にツブがたくさん!?

  • こんなポツポツ、 街路樹で見たことない?
    写真 / 2023.1.15 千葉県松戸市 S.Ikeda

  • 拡大。 先の透明な葉が目立つ。
    白っぽいのはまだ帽のついている蒴。
    赤っぽいのは帽が外れて蓋が残っている蒴。
    写真 / 2022.12.18 千葉市稲毛区 S.Ikeda

  • アキニレの幹にたくさん。
    都市部でもよく見られる光景。
    写真 / 2021.4.21 千葉県松戸市 S.Ikeda

  • 帽のついた蒴つきの茎。
    葉は乾くと茎に圧着する。
    写真 / S.Ikeda

  • 帽が外れた蒴(←) 帽と蓋が外れた蒴(→)
    葉は湿ると広げる。
    写真 / S.Ikeda

  • 背景を黒にしたもの。
    白っぽい葉先が目立つ。
    写真 / S.Ikeda

  • 1枚の葉。 葉先は透明。 中肋は無い。
    葉身細胞は0.025~0.057mm(25~57㎛)。
    写真 / S.Ikeda

特徴

身近にありふれたコケの1つ。 しばしば街路樹のケヤキやサクラの幹を覆って白っぽい蒴(さく)をたくさんつけます。 蒴の帽が外れると中央が赤っぽく見え、 その姿から「クチベニゴケ」の別名もあります。
 
大きさ : 高さ1cmほど
観察の時期 : 一年中
生える場所 : 低地の樹幹
分布 : 北海道~九州

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​

似た仲間との見分け方

同じく幹に生える身近なコケでは
サヤゴケは蒴柄が長く、 サヤ状の雌苞葉(しほうよう)がそれを包む。 葉先は透明にならない。
タチヒダゴケは蒴がより大きめで、 塊状になって生える。 葉先は透明にならない。