フユノハナワラビ

寒く(さむく)なってくると観察(かんさつ)楽しめる(たのしめる)シダ

  • 低地(ていち)林内(りんない)草地(くさち)によく()られる。
    写真(しゃしん) / 2023.10.6 神奈川(かながわ)(けん)相模原(さがみはら)() S.Ikeda

  • 胞子(ほうし)のうをつけない栄養(えいよう)()
    やや立体(りったい)(かん)のある(かたち)出る(でる)
    写真(しゃしん) / 2021.9.21 茨城(いばらき)(けん)つくば() S.Ikeda

  • ()鋸歯(きょし)はにぶめ。
    あまり尖ら(とがら)ない。
    写真(しゃしん) / 2023.3.5 千葉(ちば)(けん)松戸(まつど)() S.Ikeda

  • ()(うら)
    ()はない。
    写真(しゃしん) / 2023.3.5 千葉(ちば)(けん)松戸(まつど)() S.Ikeda

  • 胞子(ほうし)飛ばす(とばす)胞子(ほうし)()
    (はな)咲い(さい)ているように見える(みえる)
    写真(しゃしん) / 2021.9.21 茨城(いばらき)(けん)つくば() S.Ikeda

  • 胞子(ほうし)()拡大(かくだい)
    小さく(ちいさく)丸い(まるい)ツブツブが胞子(ほうし)のう。
    写真(しゃしん) / 2023.10.6 神奈川(かながわ)(けん)相模原(さがみはら)() S.Ikeda

  • ()には()がほとんどない。
    ()エゾフユノハナワラビ()多い(おおい)
    写真(しゃしん) / 2023.10.6 神奈川(かながわ)(けん)相模原(さがみはら)() S.Ikeda

特徴(とくちょう)

都市(とし)公園(こうえん)など身近(みぢか)緑地(りょくち)でもよく()られるシダ。 (はな)咲い(さい)ているような姿(すがた)特徴(とくちょう)で、 (ふゆ)近づい(ちかづい)てくると()出し(だし)ます。 同じく(おなじく)よく()られるオオハナワラビとはより小さめ(ちいさめ)で、 栄養(えいよう)()はやわらかくて立体(りったい)(かん)があり、 フチのギザギザ(鋸歯(きょし))があまり尖ら(とがら)ないことなどで見分け(みわけ)られます。
 
(たか)さ : 20cmほど
観察(かんさつ)時期(じき) : (あき)~(はる)((ふゆ)(みどり)(せい))
生える(はえる)場所(ばしょ) : (てい)(やま)(くさ)()など
分布(ぶんぷ) : 日本(にっぽん)(北海道(ほっかいどう), 本州(ほんしゅう), 四国(しこく), 九州(きゅうしゅう), 種子島(たねがしま), 小笠原(おがさわら)), 朝鮮(ちょうせん), 中国(ちゅうごく), ベトナム, (みなみ)アジア

正確(せいかく)(しゅ)判定(はんてい)は、 形態(けいたい)細部(さいぶ)まで見る(みる)必要(ひつよう)があります。 ​

(はる)だけない?!

ハナワラビの仲間(なかま)季節(きせつ)名前(なまえ)含ま(ふくま)れていることがあります。
 
(ふゆ)はフユノハナワラビ、 (なつ)ナツノハナワラビ(あき)はアキノハナワラビ(ヒメハナワラビの別名(べつめい))があり、 その季節(きせつ)によく()られることが由来(ゆらい)です。 ただ実際(じっさい)見頃(みごろ)はフユノで(あき)、 ナツノで(はる)終わり(おわり)、 アキノで(なつ)とちょっと早め(はやめ)のことが多い(おおい)です。
 
では(はる)は?となりますが、 残念(ざんねん)ながらハルノハナワラビというシダはありません。 ここまでくると(はる)欲しく(ほしく)なりますね。