津久井湖城山公園

キランソウ

別名ジゴクノカマノフタの意味は?

  • 花は青紫色~紫色で、 長さ約1㎝の唇形花。
    写真 / htanaka

  • 全体に毛が多い。 唇形花の上下二つに分かれた上唇は下唇よりもごく小さい。 下唇は大きく、 3裂し中央の裂片が長い。
    写真 / htanaka

  • ランナーを出して広がって、 大きな株になる。 葉は対生で縁には波状のあらい鋸歯がある。
    写真 / htanaka

特徴

古くから民間薬とされた野草で、 様々な効用があることから、 別名ジゴクノカマノフタ(地獄の釜の蓋)、 イシャイラズ(医者要らず)とも呼ばれてきました。 地面に張り付くように広がり大きな株となる様子は、 まるで地面に蓋(ふた)をしたように見えます。 ジュウニヒトエとの間に雑種ができることがあり、 ジュウニキランソウと呼ばれます。
  
タイプ : シソ科キランソウ属の多年草
大きさ : 高さ 5-10cm、 花の長約1cm
花の時期 : 3-5月
生育場所 : 道ばた、 土手、 山麓の日当たりのよい場所
分布 : 本州~琉球(奄美大島以北) 朝鮮半島、 台湾、 中国

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​

執筆協力 : 田中ひとみ

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