ハクモウイノデ

イノデの仲間ではないのです!

  • 低山の湿り気のある林縁に多い。
    写真 / 2023.8.1 長野県富士見市 S.Ikeda

  • 根茎を直立させて葉を出す。
    写真 / 2023.8.1 長野県富士見市 S.Ikeda

  • 葉裏に胞子のう群をつける。
    写真 / 2023.7.11 東京都奥多摩町 S.Ikeda

  • 胞子のう群は楕円形。
    写真 / 2023.7.11 東京都奥多摩町 S.Ikeda

  • 葉柄。
    鱗片や毛で白っぽい。
    写真 / 2023.7.11 東京都奥多摩町 S.Ikeda

  • 葉柄の拡大。
    白い鱗片や毛が多い。
    葉柄基部になると茶色い鱗片が増える。
    写真 / 2023.7.11 東京都奥多摩町 S.Ikeda

  • 葉軸。
    白くて細い鱗片がつく。
    写真 / 2023.7.11 東京都奥多摩町 S.Ikeda

  • 新芽もモジャモジャ
    写真 / 2023.7.11 東京都奥多摩町 S.Ikeda

特徴

低山に多いシダ。 葉は下ほど縮まる形をしていて、 葉柄には白い鱗片や毛をびっしりつけます。 名前が紛らわしいですがイノデの仲間ではなくて、 シケシダの仲間です。
 
大きさ : 長さ40cmくらい
観察の時期 : 春~秋(夏緑性)
生える場所 : 低山の林内や林縁
分布 : 日本(北海道, 本州, 四国, 九州), 朝鮮, 中国

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​

3つの変種

ハクモウイノデは以下の種類と変種(へんしゅ : 亜種ほどではないけど同種とするには違いがあるもの)の関係があります。 ミヤマシケシダが基準変種です。
 
ミヤマシケシダ・・・葉柄は細めで白っぽい鱗片はとても少ないです。 深山の林内に多く生えます。
 
ウスゲミヤマシケシダ・・・葉柄の鱗片はハクモウイノデほど多くないです。 葉柄の基部は粘液でねばつきます。 山地の沢沿いに多いです。

見られる散歩道