シケシダ

湿気た場所!

  • 水田脇や湿地などに多い。
    写真 / 2022.10.12 千葉県松戸市 S.Ikeda

  • 根茎を長くはって湿地に群生。
    写真 / 2022.6.22 千葉県松戸市 S.Ikeda

  • 羽片。
    この形や質感からすぐにシケシダ類とわかる。
    写真 / 2022.7.18 千葉県松戸市 S.Ikeda

  • 羽片の表の拡大。
    毛はほとんどない。
    写真 / 2022.7.18 千葉県松戸市 S.Ikeda

  • 羽片の裏の拡大。
    胞子のう群は楕円形。
    包膜は無毛で、 若い時は胞子のう群を包む。
    写真 / 2022.6.22 千葉県松戸市 S.Ikeda

  • 熟した胞子のう群。
    写真 / 2022.10.12 千葉県松戸市 S.Ikeda

  • 葉柄基部。
    茶色の鱗片が少しある。
    写真 / 2022.7.18 千葉県松戸市 S.Ikeda

  • 葉軸。
    黄緑色で、 毛は少ない。
    写真 / 2022.7.18 千葉県松戸市 S.Ikeda

  • 新芽は渦巻き。
    写真 / 2022.7.18 千葉県松戸市 S.Ikeda

  • 1枚の葉。
    多くのシケシダの仲間と違って、 胞子葉と栄養葉の区別がはっきりつかない。
    写真 / S.Ikeda

  • 胞子のう1つを壊して出た胞子。
    およそ64個ある胞子の形は正常。
    雑種だと胞子の形や大きさがいびつになる。
    写真 / 2022.6.24 S.Ikeda

特徴

湿った場所によく見られるメジャーなシダで、 しばしば雑草としても扱われます。 湿地や水田近くの草地に群生していることが多いです。 シケシダの仲間はツヤの少ない独特の青緑色の葉や、 葉裏の楕円形の胞子のう群が特徴です。
 
葉の長さ : 30cmほど
観察の時期 : 春~秋(夏緑性)
生える場所 : 低地の湿った場所
分布 : 日本(北海道, 本州, 四国, 九州, 屋久島), 朝鮮, 中国, 南アジア

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​

シケシダの雑種

シケシダの仲間は種間で雑種をよく作ることで知られていて、 見分けるのが難しいシダの1つです。 たとえば、 雑種として下のようなものがあります。
 
オオホソバシケシダ
  →シケシダ×ホソバシケシダ
タマシケシダ
  →シケシダ×フモトシケシダ
ムサシシケシダ
  →シケシダ×セイタカシケシダ