シロフフユエダシャク

くっきりした波模様のフユエダシャク

  • 白っぽい個体。 黒い線がくっきり。
    写真 / 2025.2.28 千葉市若葉区 MasakoT

  • オスは灯りによくやって来る。
    写真 / 2025.2.28 千葉市若葉区 MasakoT

  • 他のフユエダシャクに比べると小さい。
    写真 / 2023.1.30 千葉市稲毛区 MasakoT

  • 後ばねは白っぽい。
    写真 / 2025.2.28 千葉市若葉区 MasakoT

  • メス。 はねの長さはいろいろ。
    写真 / 2022.2.18 千葉市中央区 MasakoT

特徴

エダシャクの仲間。 冬に現れるフユシャク。 平地~山地に生息し、 雑木林などで普通に見られます。 オスの前ばねの色は個体差があり、 黒い線がくっきりしています。 メスは小さなはねがちょこっとついています。
 
大きさ : オス開張21~32mm メス体長7~10mm
食べ物 : 幼虫はブナ科植物(コナラ、 クヌギ、 ミズナラなど)の葉
成虫が見られる時期 : 1~4月
分布 : 北海道、 本州、 四国、 九州

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​

似た仲間との見分け方

ヒロバフユエダシャクに似ています。
ヒロバフユエダシャクのオスは、 大型で、 前ばねは大きめです。
シロフフユエダシャクのオスは、 小型で、 前ばねは細めです。

  • 赤い線の部分に違いがある。
    ヒロバフユエダシャクは、 前縁に対し、 斜めに入る。
    シロフフユエダシャクは、 前縁に対し、 直角に入る。
    写真 / MasakoT

フユシャクとは

フユシャクとは秋の終わりから早春の寒い時期にあらわれるシャクガの仲間のことです。 日本国内には35種類ほど生息しており、 冬の間、 種類が入れ替わりながらあらわれます。 オスははねがありますが、 メスははねが退化して飛ぶことができず、 フェロモンを出してオスを呼びます。 多くの成虫は、 エサをとりません。