この葉は大きく目立ち、冬も落ちないで木に残っています。葉は次の新芽が出る頃落ちます。

カシワ
柏もちの葉っぱ

カシワの特徴
葉は、冬枯れても木にずっと残っています。
大きな葉は柏餅(かしわもち)をつつむのに使われます。
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以下の情報は、関東地方を基準にしています。エリアによって1ヶ月くらいの差があります。

樹形
葉
大きな角(かど)の丸い切れ込みの入った葉っぱが特徴で、冬寒くなっても葉が木にずっとついていることが多いです。
北海道では、借りたお金を返すつもりがないときに「カシワの葉っぱが落ちたら、お金を返す」という言い方をするそうです。
花
雄花は紐のように垂れ下がり雌花はとても小さいです。
実
ふさふさの帽子の丸くて大きなドングリです。
幹
深い皺があります。コルク質なことから火事でも燃えにくいです。
名前の由来
米を炊いて盛るのに使われた葉だったことから「炊ぐ葉(かしぐは)」が「カシワ」になったと言われています。
その他の情報
柏の葉は、新芽が育つまで古い葉は落ちずにつき続けています。それが「家が絶えない」から「子孫繁栄の縁起の良い葉」となり、柏の葉で包んだお餅をお祝いに食べるようになったと言われています。
関わりが深い生き物
カシワの葉を食べる昆虫は多く、葉には多くの食べあとがあります。イモムシ・ケムシ、カメムシ、小さなゾウムシなどたくさんの虫たちが見つかることでしょう。ゾウムシがドングリに産卵にやって来ます。