21世紀の森と広場

オカダンゴムシ

まん丸になる陸の甲殻類

  • オス。 オスは模様がないか、 あっても少ない。
    写真 / MasakoT

  • メス。 メスは黄色い模様があることが多い。
    写真 / MasakoT

  • ひっくり返すと、 どうなるだろう?
    写真 / MasakoT

  • 後ろ側から半分ずつ脱皮する。 脱皮殻は食べる。
    写真 / MasakoT

  • オスがメスにプロポーズ?体に黄色い模様があるのがメス。 5月末~6月末頃が恋のピーク。
    写真 / MasakoT

  • ニンジンに群がっている。
    写真 / MasakoT

  • 石や板の下で、 集団で丸くなり越冬。
    写真 / MasakoT

特徴

ヨーロッパ原産の外来種。 身を守るために丸くなります。 昆虫ではなく、 エビやカニと同じ甲殻類で、 あしは7対14本(生まれたては6対)あり、 暗くてじめじめしたところが好きです。 落ち葉などを食べて分解し、 土に返す役割があります。
  
大きさ : 体長14mm前後
食べ物 : 落ち葉、 生き物の死骸など雑食性
成虫が見られる時期 : 3~12月
分布 : 全国

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​

オカダンゴムシの1年

メスは梅雨の時期が出産ラッシュで、 お腹にある袋の中に卵を産みます。 卵からふ化した赤ちゃんダンゴムシは、 しばらくはお母さんの袋の中で過ごします。 袋を破って出て来た赤ちゃんダンゴムシは7回ほど脱皮をして成体になります。 冬になると、 石の下などで丸まってじっとしていますが、 暖かい日はエサの落ち葉などを食べます。 寿命は約3年程度と言われています。

似た仲間との見分け方

ワラジムシと似ています。
オカダンゴムシは、 丸くなり、 光沢があり、 逃げるのが遅いです。
ワラジムシは、 平たい体で前後が狭まり、 丸くなりません。 光沢はなく、 素早く逃げます。 ダンゴムシよりやや小さくスリムで、 お尻から尾肢(びし)という突起が2本出ています。

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