津久井湖城山公園

カラスウリ

夏の夜には白い花、 秋には赤い実が目立つ!

  • 花と果実と葉。 雌雄異株。
    この中では圧倒的に葉を見る機会が多い。
    写真 / S.Ikeda

  • 身近な野草だが夜に咲くので気付きにくい。
    この花は雄花。 レース状に細かく切れ込む。
    写真 / S.Ikeda

  • 蕾。 下部に子房が無いことからも雄花とわかる。 花は夕方の6時ごろから咲き始める。 この咲き始めの時間帯はまだ明るくて照明要らずなので観察しやすい。
    写真 / S.Ikeda

  • 雄花の拡大。
    中央に葯が集まっている。
    写真 / S.Ikeda

  • 花は朝にはしぼむ。
    基部が膨らんでいることから雌花とわかる。
    雌株は雄株と比較して花数が少ない。
    写真 / S.Ikeda

  • 雌花の柱頭の拡大。
    写真 / S.Ikeda

  • 果実は初期はシマシマ模様。
    後に黄→オレンジ→赤となる。
    写真 / S.Ikeda

  • 途中段階のオレンジ。
    近縁種のキカラスウリと紛らわしい。
    写真 / S.Ikeda

  • 最終的に赤く熟す。
    人間には苦くて美味しくないのだとか。
    写真 / S.Ikeda

  • カラスウリの葉が一面を覆っている。
    写真 / S.Ikeda

  • 葉は互生し、 ハート形で周りに鋸歯がある。
    この葉だけですぐ本種とわかる。
    写真 / S.Ikeda

  • 葉の表面には毛が多くてザラザラ。
    (キカラスウリはつるつる)
    写真 / S.Ikeda

  • 葉裏も毛がある。
    写真 / S.Ikeda

  • つるは葉と反対方向から出る。
    写真 / S.Ikeda

  • 葉を食べにトホシテントウがよくやって来る。
    写真 / S.Ikeda

特徴

道ばたにごく普通に見られるつる植物です。 夏の夜にはレースのような白く大きな花を咲かせて夜行性のスズメガなどを呼び寄せます。 秋には長さ8㎝程度の赤いウリの実をつけます。 和名は諸説ありますが、 烏が食べるような実とするもの、 つるが生育旺盛で他の植物を枯らすからというものなどがあります。
 
タイプ : ウリ科の多年草
大きさ : 花の径7~10cm、 果実の径7~9cm
花の時期 : 7-9月
生育場所 : 道端、 林縁
分布 : 本州~九州

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​

執筆協力 : 田中ひとみ

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