イノモトソウ

井戸(いど)だけでなく道ばた(みちばた)にも!

  • 水路(すいろ)(わき)すき間(すきま)から生え(はえ)ている。
    2022.10.12 / 千葉(ちば)(けん)松戸(まつど)() / 撮影(さつえい) S.Ikeda

  • 胞子(ほうし)()(ほう)大きく(おおきく)細い(ほそい)
    撮影(さつえい) S.Ikeda

  • 胞子(ほうし)()(ひょう)
    ()(じく)には葉状(ようじょう)のふくらみ((つばさ):よく)がある。
    2022.10.13 / 千葉(ちば)(けん)松戸(まつど)() / 撮影(さつえい) S.Ikeda

  • 胞子(ほうし)()(うら)
    胞子(ほうし)のう(ぐん)()のフチに長く(ながく)つける。
    2022.10.13 / 千葉(ちば)(けん)松戸(まつど)() / 撮影(さつえい) S.Ikeda

  • 胞子(ほうし)()(うら)拡大(かくだい)
    小さな(ちいさな)ブツブツが胞子(ほうし)のう。
    2022.10.13 / 千葉(ちば)(けん)松戸(まつど)() / 撮影(さつえい) S.Ikeda

  • 栄養(えいよう)()小さい(ちいさい)
    2022.7.29 / 千葉(ちば)(けん)松戸(まつど)() / 撮影(さつえい) S.Ikeda

  • 栄養(えいよう)()(ひょう)
    こちらも()(じく)には(つばさ)がある。
    2022.10.13 / 千葉(ちば)(けん)松戸(まつど)() / 撮影(さつえい) S.Ikeda

  • 栄養(えいよう)()(うら)(みゃく)はフチに達し(たっし)ない。
    フチに鋸歯(きょし)がある。
    2022.10.13 / 千葉(ちば)(けん)松戸(まつど)() / 撮影(さつえい) S.Ikeda

イノモトソウの特徴(とくちょう)

市街地(しがいち)石垣(いしがき)すき間(すきま)にも多い(おおい)身近(みぢか)なシダです。その姿(すがた)から一見(いっけん)でシダとは気づき(きづき)にくいかも。井戸(いど)のまわりのような(ところ)によく生え(はえ)ていることが由来(ゆらい)です。(SI)
 
学名(がくめい):Pteris multifida
分類(ぶんるい):イノモトソウ()イノモトソウ(ぞく)
大き(おおき)さ:およそ10cmくらい
観察(かんさつ)時期(じき)一年中(いちねんじゅう)(常緑(じょうりょく)(せい))
生育(せいいく)場所(ばしょ)(いし)すき間(すきま)などにごくふつう
分布(ぶんぷ)本州(ほんしゅう)琉球(りゅうきゅう)

正確(せいかく)(たね)判定(はんてい)は、形態(けいたい)細部(さいぶ)まで見る(みる)必要(ひつよう)があります。​

()仲間(なかま)との見分け(みわけ)(かた)

()種類(しゅるい)がいくつかあります。
オオバノイノモトソウは①大きく(おおきく)なり、②()(じく)(つばさ)がなく、③(みゃく)はフチに達し(たっし)ます。
マツサカシダは①団地(だんち)多く(おおく)、②()(かわ)のように厚く(あつく)、③()(じく)(つばさ)がありません。
リュウキュウイノモトソウは①九州(きゅうしゅう)南部(なんぶ)以南(いなん)生え(はえ)、②さらに小型(こがた)で、③()(じく)(つばさ)はありません。

  • (ひだり)はイノモトソウ、(みぎ)はオオバノイノモトソウ。
    オオバノイノモトソウは(つばさ)がない。
    撮影(さつえい) S.Ikeda