イノモトソウ

井戸だけでなく道ばたにも

  • 水路脇のすき間から生えている。
    写真 / 2023.7.9 千葉県松戸市 S.Ikeda

  • 根茎を短くはって葉をたくさん出す。
    写真 / 2023.7.9 千葉県松戸市 S.Ikeda

  • 胞子葉の方が大きくて細い。
    写真 / S.Ikeda

  • 細長い胞子葉。
    写真 / 2023.7.9 千葉県松戸市 S.Ikeda

  • 胞子葉の表。
    葉軸には葉状のふくらみ(翼 : よく)がある。
    写真 / 2022.10.13 千葉県松戸市 S.Ikeda

  • 胞子葉の裏。
    胞子のう群は葉のフチに長くつける。
    写真 / 2022.10.13 千葉県松戸市 S.Ikeda

  • 胞子葉の裏の拡大。
    小さなブツブツが胞子のう。
    写真 / 2022.10.13 千葉県松戸市 S.Ikeda

  • 栄養葉は小さい。
    写真 / 2022.7.29 千葉県松戸市 S.Ikeda

  • 栄養葉の表。
    こちらも葉軸には翼がある。
    写真 / 2022.10.13 千葉県松戸市 S.Ikeda

  • 栄養葉の裏。 脈はフチに達しない。
    フチにギザギザ(鋸歯)がある。
    写真 / 2022.10.13 千葉県松戸市 S.Ikeda

特徴

市街地の石のすき間にも多い身近なシダで、 その姿から一見でシダとは気づきにくいかも。 井戸のまわりのような所によく生えていることが由来です。
 
大きさ : およそ10cmくらい
観察の時期 : 一年中(常緑性)
生える場所 : 石のすき間など
分布 : 本州~琉球

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​

似た仲間との見分け方

似た種類がいくつかあります。
オオバノイノモトソウは①大きくなり、 ②葉軸に翼がなく、 ③脈はフチに達します。
マツサカシダは①暖地に多く、 ②葉が革のように厚く、 ③葉軸に翼がありません。
リュウキュウイノモトソウは①九州南部以南に生え、 ②さらに小型で、 ③葉軸に翼はありません。

  • 左はイノモトソウ、 右はオオバノイノモトソウ。
    オオバノイノモトソウは翼がない。
    写真 / S.Ikeda