似た種類がいくつかあります。
●イノモトソウは①小さめで、②葉軸に翼があり、③脈はフチに達しません。
●マツサカシダは①暖地に多く、②葉は革のように厚く、③しばしば中央に白斑が入ります。
●リュウキュウイノモトソウは①九州南部以南に生え、②小さめで、③葉はふつう3から5つにだけ分かれます。

オオバノイノモトソウ
時に大群生するササみたいなシダ
オオバノイノモトソウの特徴
水路沿いや林内によく生えています。変わった姿をしていますが、これでもシダ植物です。鹿があまり好まないため、鹿が増えた地域(奥多摩など)ではしばしばスギ林下に大群生しています。(SI)
学名:Pteris cretica
分類:イノモトソウ科イノモトソウ属
大きさ:およそ30cmくらい
観察の時期:一年中(常緑性)
生育場所:スギ林下などにごくふつう
分布:本州~九州
※正確な種の判定は、形態を細部まで見る必要があります。