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クサソテツ

山菜名コゴミで知られるシダ

  • 明るく湿った草地を好む。
    これは胞子のうをつけない栄養葉。
    写真 / 2024.5 神奈川県 S.Ikeda

  • 根茎を斜上させて葉をたくさん出す。
    草っぽいソテツみたい?
    写真 / 2024.5 神奈川県 S.Ikeda

  • 栄養葉の先。
    急に縮まる。
    写真 / 2024.5 神奈川県 S.Ikeda

  • 栄養葉の羽片。
    それぞれ深く切れ込む。
    写真 / 2024.5 神奈川県 S.Ikeda

  • 栄養葉の下部。
    下ほどなだらかに縮まっていく。
    写真 / 2024.5 神奈川県 S.Ikeda

  • 最下羽片。
    とても短い。
    写真 / 2023.5 千葉県 S.Ikeda

  • 栄養葉の羽片の裂片。
    先は丸みがある。
    写真 / 2023.5 千葉県 S.Ikeda

  • 葉軸の表面。
    深い溝がある。
    写真 / 2023.5 千葉県 S.Ikeda

  • 赤矢印先は胞子葉で、 秋から出る。
    大きくても栄養葉の1/2ほどの長さ。
    写真 / 2022.9 岩手県 S.Ikeda

  • 胞子を飛ばす胞子葉。
    翌春も残っていることが多い。
    写真 / 2022.9 岩手県 S.Ikeda

  • 栄養葉の新芽。
    山菜名でコゴミと呼ぶ。
    1株から数本出る。
    写真 / 2026.4 新潟県 S.Ikeda

  • 新芽を内側から。
    中央に深緑の大きな溝があり、 その左右が黄緑。
    小さな羽片がついていることもわかる。
    茶色の大きな鱗片がまばらにつく。
    写真 / 2026.4 新潟県 S.Ikeda

  • 走出枝から新たな株を作っても増える。
    よく群生していて、 コゴミは株ごとに多く出る。
    写真 / 2022.4 新潟県 S.Ikeda

  • 一面の大群生。
    奥の黄緑もほとんどがクサソテツ。
    写真 / 2026.4 新潟県 S.Ikeda

  • 平面写真。
    栄養葉と胞子葉で形や色が大きく違う。
    栄養葉は下ほど縮まっていく。
    写真 / S.Ikeda

特徴

人里の湿った草地に多いシダ。 光合成をする栄養葉は下ほど縮まる形をしていて、 葉裏に胞子のうをつけません。 胞子葉は小さめで、 夏のはじめに出てきて胞子を飛ばします。 放射状に葉をたくさん出す姿は草っぽいソテツに見えます。 春になると、 深緑をベースとした黄緑の2本線のある栄養葉の新芽をたくさん出します。
 
葉の長さ : 60~120cm
観察の時期 : 春~秋(夏緑性)、 春はコゴミ
生える場所 : 湿った草地
分布 : 北海道、 本州、 四国、 九州、 朝鮮、 中国、 ロシア、 北米

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。

コゴミ

クサソテツの新芽は山菜名で「コゴミ」といい、 とても美味なシダです。 コゴミの名は人がかがんでいる姿に似ていることに由来し、 ゼンマイワラビと違ってアクが少ないのでそのまま調理して食べることができます。 天ぷらやお浸し、 和え物にするのが美味しいです。 なお、 同じく山菜になるシダとして赤こごみ(イッポンワラビの新芽)と呼ばれるものがあるため、 コゴミを「青こごみ」といって区別する場合があります。
 
コゴミはスーパーでよく売られていますが、 郊外の草地にクサソテツはよく生えていて、 直接採取することも可能です。 ただし山菜採取する場合はマナーを遵守。 都市公園では採取禁止のことが多いので採ってよいか事前に調べ、 コゴミは光合成するための葉っぱに展開するため、 1株に最低でも3本くらいは残すように。 そして、 最近は熊被害が多いので単独での行動を控えるようにしましょう。

  • 天ぷら!クセが少ない。
    写真 / S.Ikeda

コゴミの見分け方

山菜で採取するのであれば毒草との誤食が不安になりますが、 クサソテツの新芽は独特で、 日本に750種類以上あるシダ含めて似たものがなく見分けやすいです。 一応、 日本のシダでは生のワラビオシダなどに毒があるとされていますが、 新芽の外見は大きく異なります。
 
クサソテツの新芽(コゴミ)は、 フィドルヘッドといわれる多くのシダ共通の渦巻状の形(詳しくはこちら)であることを前提として、 ①深緑と黄緑色のツヤが映えること、 ②内側に深い溝があること、 ③鱗片は茶色の大きなものが少しだけつくこと、 ④根元から束状に新芽が出ること、 ⑤明るく湿った草地に群生することが大きな特徴です。 このあたりを意識すると、 間違えることはまずありません。 なお採取時期は年により多少ずれますが、 関東以西は3~4月、 北陸や北日本は4~5月中のことが多いです。

  • クサソテツの新芽(コゴミ)の特徴。
    深緑と黄緑が映え、 大きな茶鱗片がつき、 小さな羽片が連なり、 根元から束状に出る。
    写真 / 2026.4 新潟県 S.Ikeda

  • そして内側に深い溝があり、 その左右が黄緑。
    以上が一致すれば、 ほぼ100%コゴミ。
    写真 / 2026.4 新潟県 S.Ikeda

  • 株が散らばるように群生するのも指標になる。
    植えられているみたいだが、 これで自生。
    写真 / 2026.4 新潟県 S.Ikeda

  • 逆に新芽単位で違うものを一部抜粋。
    綿毛があるもの、 渦巻でないもの、 色が違うもの、 鱗片や毛が多数つくもの、 何もついていないものはコゴミではない。 なお左上から時計回りにそれぞれゼンマイワラビジュウモンジシダヤマイヌワラビの新芽。
    写真 / S.Ikeda