21世紀の森と広場

ヤマトタマムシ(タマムシ)

夏空を飛びかうキラキラの宝石

  • ピカピカの緑色の体に黒い大きな眼。 胸と上翅(じょうし)に赤っぽい縦じまがある。
    写真 / MasakoT

  • 「玉虫色」に輝く。 見る角度により色が変わる。
    写真 / MasakoT

  • 産卵場所を探している様子。
    写真 / MasakoT

  • ケヤキの伐採木で産卵場所を探す。
    写真 / MasakoT

特徴

金属光沢のある緑色の美しいタマムシ。 夏の昼間、 樹上をきらきらと飛びかいます。 メスは、 エノキ、 ケヤキ、 サクラなどの弱った木や枯木の樹皮の割れ目に卵を産みます。 はねの色は死んでもあせることはなく、 法隆寺の「玉虫厨子」の装飾に使われています。
 
大きさ : 体長24~40mm(日本産タマムシの中で最大種のひとつ)
食べ物 : 幼虫はエノキ、 ケヤキ、 サクラなどの弱った木や枯木などの内部 成虫はエノキ、 ケヤキ、 サクラなどの葉
成虫が見られる時期 : 5~9月
分布 : 本州、 四国、 九州、 南西諸島

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​

見られる木

21世紀の森と広場 基本情報