大磯小学校

ヘラクヌギカメムシ

晩秋にお弁当つきの卵を産むカメムシ

  • お腹が大きくなってきており、 もうすぐ産卵。
    写真 / MasakoT

  • 産卵を終えたメス。
    秋になり、 あしは赤くなっている。
    写真 / MasakoT

  • お腹がはち切れんばかりにふくらんだメス。
    12月に入っても産卵することがある。
    写真 / MasakoT

  • 晩秋、 卵をまとめて幹のすき間などに産みつける。 卵のまわりのゼリーは栄養豊富な幼虫のエサ。
    写真 / MasakoT

  • ふ化したばかりの幼虫(黄緑色)。
    卵のまわりのゼリーを吸っている。
    写真 / MasakoT

  • 2齢幼虫。 まだ集団で暮らしている。
    写真 / MasakoT

  • 終齢幼虫。 長い触角をそろえている。
    写真 / MasakoT

  • 終齢幼虫。
    写真 / MasakoT

特徴

クヌギなどで見られる緑色のカメムシ。 メスは晩秋、 ひも状の卵のかたまりを幹に産みつけます。 卵のまわりはゼリーで包まれ、 春早くあらわれる幼虫のエサになります。 (MT)
 
大きさ : 体長11~14mm
食べ物 : クヌギ、 コナラ、 カシワなど
成虫が見られる時期 : 5~12月
分布 : 北海道、 本州、 四国、 九州

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​

似た仲間との見分け方

似ているカメムシにクヌギカメムシ、 サジクヌギカメムシがいます。
ヘラクヌギカメムシとサジクヌギカメムシは気門(呼吸のために空気を取り入れる穴)が黒くありません。
ヘラクヌギカメムシのオスの腹端はへら状、 サジクヌギカメムシのオスの腹端はさじ状(スプーン状)になっています。
クヌギカメムシの気門は黒いです。

見られる木

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