クロスジフユエダシャク

冬の初まり、 地面近くをヒラヒラ飛ぶガ

  • オス。 はねは淡い茶色で線が入っている。
    写真 / 2018.12.4 千葉県船橋市 MasakoT

  • オス。 触角に毛が生えている。
    写真 / 2020.12.7 千葉県船橋市 MasakoT

  • 裏側。
    写真 / 2022.12.4 千葉市若葉区 MasakoT

  • メス。 はねが退化して飛べない。 落葉の中などでフェロモンを出してオスを待つ。
    写真 / 2022.12.4 千葉市稲毛区 MasakoT

  • お腹が大きいメス。
    写真 / 2022.12.4 千葉市稲毛区 MasakoT

  • メス。 あしが長い。
    写真 / 2023.12.8 千葉市若葉区 MasakoT

  • 交尾。 オスがメスを隠している。
    写真 / 2022.12.4 千葉市稲毛区 MasakoT

  • 交尾。 メス(上)、 オス(下)。
    写真 / 2018.12.4 千葉県船橋市 MasakoT

  • 交尾。 メス(左上)、 オス(右下)。
    写真 / 2023.12.8 千葉市若葉区 MasakoT

特徴

フユシャクの仲間。 11~12月の昼間、 雑木林など落ち葉が積もっている日当たりのいい所で、 オスが地面近くをヒラヒラヒラヒラ・・・乱舞して、 メスを探しています。
 
大きさ : オス(開張)22~30cm メス(体長)10~14mm
食べ物 : 幼虫はクリ、 コナラ、 ミズナラ、 クヌギ、 アベマキ、 カシワなど広葉樹の葉。 成虫は口が退化しており何も食べない。
成虫が見られる時期 : 11~12月
分布 : 北海道、 本州、 四国、 九州

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​

フユシャクとは

フユシャクとは秋の終わりから早春の寒い時期にあらわれるシャクガの仲間のことです。 日本国内には35種類ほど生息しており、 冬の間、 種類が入れ替わりながらあらわれます。 オスははねがありますが、 メスははねが退化して飛ぶことができず、 フェロモンを出してオスを呼びます。 多くの成虫は、 エサをとりません。