津久井湖城山公園

アイアスカイノデ

合だけど雑種ではないのです

  • 低山の湿った林内でよく見られる。
    写真 / S.Ikeda

  • 根茎を直立させて葉を出す。
    葉柄が長く、 角度をつけて斜めに出る。
    写真 / S.Ikeda

  • 葉先はなだらかに細くなる。
    イノデは急に細くなる。
    写真 / S.Ikeda

  • 羽片。
    濃い緑色で光沢がある。
    写真 / S.Ikeda

  • 小羽片。
    基部の片側が耳状に出るのはイノデ類共通。
    写真 / S.Ikeda

  • 葉裏。
    胞子のう群は円形でフチ寄りにつく。
    包膜も円形。
    写真 / S.Ikeda

  • 葉柄基部。
    鱗片はイノデよりも細め。
    この鱗片の色に注目しよう。
    写真 / S.Ikeda

  • 鱗片は中央が栗色になる。
    サイゴクイノデやシムライノデなどと同じ特徴。
    写真 / S.Ikeda

  • 葉柄上部。
    鱗片はイノデイノデモドキよりも細く、 フチには小さな突起がある。
    写真 / S.Ikeda

  • 葉軸。
    鱗片は毛のように細い。
    写真 / S.Ikeda

  • 新芽。
    栗色がきれい!
    写真 / S.Ikeda

特徴

低地に多いイノデの仲間のシダ。 本種は葉を斜めに出すこと、 葉柄基部の鱗片は中央が濃い色になること、 葉柄が長いことなどが特徴です。 アイ(合)という名前からアスカイノデと何かの雑種かと間違えそうですが、 れっきとした独立種です。
 
葉の長さ : 40~80cm
観察の時期 : 一年中(常緑性)
生える場所 : 低山の林内
分布 : 本州、 四国、 九州、 朝鮮

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​

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