アラカシ

常緑(じょうりょく)(もり)主役(しゅやく)ともいえる()

アラカシの特徴(とくちょう)

(しま)模様(もよう)帽子(ぼうし)のドングリが実る(みのる)()です。
()のギザギザが粗い(あらい)ので(ほぼ)(かし)(あらかし)と名前(なまえ)がついた(せつ)があります。
人間(にんげん)住む(すむ)(まえ)は、日本(にっぽん)本州(ほんしゅう)常緑(じょうりょく)(もり)主役(しゅやく)()だったと言わ(いわ)れています。

みんなの投稿(とうこう)

以下(いか)情報(じょうほう)は、関東(かんとう)地方(ちほう)基準(きじゅん)にしています。エリアによって1ヶ月(かげつ)くらいの()があります。

()(がた)

()大きめ(おおきめ)で、()全体(ぜんたい)がうっそうとした感じ(かんじ)がします。

  • ()大き目(おおきめ)のドングリの()
    2020.5.27 / 大阪(おおさか)()吹田(すいた)() / 撮影(さつえい) MayaN

  • 崖っぷち(がけっぷち)でも生き抜く(いきぬく)アラカシ
    2020.3.22 / 山梨(やまなし)(けん)大月(おおつき)() / 撮影(さつえい) MayaN

()

()厚み(あつみ)があって光沢(こうたく)があります。
ふちのギザギザが目立ち(めだち)ます。

  • 厚み(あつみ)光沢(こうたく)のある()
    2021.2.6 / 東京(とうきょう)()武蔵村山(むさしむらやま)() / 撮影(さつえい) MayaN

  • (うら)少し(すこし)白っぽい(しろっぽい)
    2021.2.6 / 東京(とうきょう)()武蔵村山(むさしむらやま)() / 撮影(さつえい) MayaN

(はな)

雌花(めばな)雄花(おばな)があります。
雄花(おばな)はひも(じょう)沢山(たくさん)咲く(さく)ので目立ち(めだち)ます。
雌花(めばな)極小(きょくしょう)見つけ(みつけ)づらいです。これが半年(はんとし)でドングリに成長(せいちょう)します。

  • 雌花(めばな)
    2021.4.22 / 千葉(ちば)(けん)習志野(ならしの)() / 撮影(さつえい) MasakoT

  • (ひも)(じょう)雄花(おばな)芽吹き(めぶき)のころに咲く(さく)
    2021.4.3 / 千葉(ちば)(けん)習志野(ならしの)() / 撮影(さつえい) MasakoT

()

帽子(ぼうし)(しま)模様(もよう)のドングリです。(はる)(はな)咲い(さい)同じ(おなじ)(とし)(あき)実り(みのり)ます。

  • まだ(みどり)のドングリ
    2020.10.26 / 千葉(ちば)(けん)習志野(ならしの)() / 撮影(さつえい) MasakoT

  • 熟し(じゅくし)たドングリ
    2018.11.10 / 大阪(おおさか)()吹田(すいた)() / 撮影(さつえい) MayaN

  • 未熟(みじゅく)なドングリ
    2020.5.27 / 大阪(おおさか)()吹田(すいた)() / 撮影(さつえい) MayaN

(みき)

黒っぽい(くろっぽい)樹皮(じゅひ)浅い(あさい)くぼみや(かわ)()があります。

  • 2021.10.28 / 千葉(ちば)(けん)習志野(ならしの)() / 撮影(さつえい) MayaN

冬芽(とうが)

(うろこ)のような沢山(たくさん)()(うろこ)のある冬芽(とうが)です。

  • 2020.11.15 / 千葉(ちば)()中央(ちゅうおう)() / 撮影(さつえい) MasakoT

  • 芽吹き(めぶき)赤く(あかく)華やか(はなやか)最初(さいしょ)(つつ)(じょう)にはが伸び(のび)てから展開(てんかい)する。
    2021.3.15 / 千葉(ちば)(けん)習志野(ならしの)() / 撮影(さつえい) MasakoT

名前(なまえ)由来(ゆらい)

()のギザギザが粗い(あらい)→アラ
(ざい)固い(かたい)ので固し(かたし)→カシ

性格(せいかく)

アラカシは特に(とくに)注目(ちゅうもく)をあびる(こと)もなく、地味(じみ)暮らし(くらし)ています。よくシラカシと間違え(まちがえ)られたりしているのですが、シラカシがあっさりめな醤油(しょうゆ)(がお)())で、アラカシは彫り(ほり)深い(ふかい)バター臭い(くさい)(かお)())です。(なか)にはバター醤油(しょうゆ)(がお)())もあり、やっぱりシラカシと()ていたりします。

  • (ひだり)がアラカシで葉脈(ようみゃく)彫り(ほり)深い(ふかい)(みぎ)はシラカシで平ら(たいら)()
    2021.10.4 / 埼玉(さいたま)(けん)狭山(さやま)() / 撮影(さつえい) minaei

体験(たいけん)遊び(あそび)

四国(しこく)(やま)にはカシ豆腐(とうふ)という郷土(きょうど)(しょく)があり、アラカシやシラカシのどんぐりが使わ(つかわ)れたと思わ(おもわ)れます。アラカシのどんぐりはそのままでは苦く(にがく)食べ(たべ)られませんが、(みず)にさらしてあくを抜き(ぬき)、でんぷんだけにして、(みず)にといて加熱(かねつ)すると豆腐(とうふ)のように固まり(かたまり)ます。韓国(かんこく)にも()たようなどんぐりゼリー(トトリムク)があります。

  • 韓国(かんこく)のどんぐり()作っ(つくっ)たゼリー
    2020.4.14 / 埼玉(さいたま)(けん)狭山(さやま)() / 撮影(さつえい) minaei

関わり(かかわり)深い(ふかい)生き物(いきもの)

くるっと巻い(まい)ている()があれば、()(なか)にガの幼虫(ようちゅう)隠れ(かくれ)ているかもしれません。ドングリに来る(くる)小さな(ちいさな)ゾウムシの仲間(なかま)見つかる(みつかる)でしょうか。

執筆(しっぴつ)協力(きょうりょく) : 「性格(せいかく)」「体験(たいけん)遊び(あそび)岩谷(いわたに)美苗(みな) 執筆(しっぴつ)