オオベニシダ

ベニシダよりでかい…とは限ら(かぎら)ない!?

  • 低地(ていち)林内(りんない)多い(おおい)
    写真(しゃしん) / 2022.8.17 千葉(ちば)(けん)松戸(まつど)() S.Ikeda

  • この()正三角形(せいさんかっけい)近い(ちかい)シルエット。
    ()光沢(こうたく)がなくて()緑色(りょくしょく)
    写真(しゃしん) / 2022.7.31 千葉(ちば)(けん)松戸(まつど)() S.Ikeda

  • (あか)矢印(やじるし)(しょう)(はね)(へん)(となり)のものと同じ(おなじ)くらいか少し(すこし)小さい(ちいさい)(むらさき)矢印(やじるし)()はやや長め(ながめ)
    写真(しゃしん) / 2021.10.23 千葉(ちば)(けん)松戸(まつど)() S.Ikeda

  • ()(うら)
    胞子(ほうし)のう(ぐん)円形(えんけい)でやや(みゃく)寄り(より)につく。
    (つつみ)(まく)はふつう紅色(こうしょく)にならない。紅色(こうしょく)になるのは品種(ひんしゅ)ホホベニオオベニシダという。
    写真(しゃしん) / 2022.5.22 千葉(ちば)(けん)松戸(まつど)() S.Ikeda

  • 熟し(じゅくし)胞子(ほうし)のう(ぐん)
    この状態(じょうたい)では(つつみ)(まく)区別(くべつ)ができない。
    写真(しゃしん) / 2022.7.31 千葉(ちば)(けん)松戸(まつど)() S.Ikeda

  • 葉柄(ようへい)基部(きぶ)
    茶色(ちゃいろ)鱗片(りんぺん)多い(おおい)
    写真(しゃしん) / 2022.7.31 千葉(ちば)(けん)松戸(まつど)() S.Ikeda

  • 葉柄(ようへい)上部(じょうぶ)
    茶色(ちゃいろ)鱗片(りんぺん)少し(すこし)ある。
    写真(しゃしん) / 2022.8.17 千葉(ちば)(けん)松戸(まつど)() S.Ikeda

  • ()(じく)鱗片(りんぺん)少ない(すくない)
    鱗片(りんぺん)はほとんど(ふくろ)(じょう)にふくらまない。
    写真(しゃしん) / 2022.7.31 千葉(ちば)(けん)松戸(まつど)() S.Ikeda

  • 新芽(しんめ)緑色(りょくしょく)
    茶色(ちゃいろ)鱗片(りんぺん)覆わ(おおわ)れている。
    ベニシダのように紅色(こうしょく)にならない。
    写真(しゃしん) / 2023.4.2 千葉(ちば)(けん)松戸(まつど)() S.Ikeda

  • 1(まい)()
    より濃く(こく)光沢(こうたく)のあるベニシダトウゴクシダとは慣れ(なれ)てくると印象(いんしょう)異なっ(ことなっ)てくる。
    写真(しゃしん) / S.Ikeda

特徴(とくちょう)

低地(ていち)でよく()られるシダ。名前(なまえ)からいかにもベニシダより大きく(おおきく)なるかのような印象(いんしょう)受け(うけ)ますが、実際(じっさい)にはむしろベニシダより小さな(ちいさな)()をつけることが多い(おおい)です。そのほかベニシダと違っ(ちがっ)て、()光沢(こうたく)がなくて()緑色(りょくしょく)っぽいです。
 
()(なが)さ:40cmくらい
観察(かんさつ)時期(じき)一年中(いちねんじゅう)(常緑(じょうりょく)(せい))
生える(はえる)場所(ばしょ)低地(ていち)林内(りんない)
分布(ぶんぷ)日本(にっぽん)(本州(ほんしゅう), 四国(しこく), 九州(きゅうしゅう)), 朝鮮(ちょうせん), 中国(ちゅうごく)

正確(せいかく)(しゅ)判定(はんてい)は、形態(けいたい)細部(さいぶ)まで見る(みる)必要(ひつよう)があります。​

ミサキカグマの遺伝子(いでんし)含ま(ふくま)れる!

オオベニシダは遺伝子(いでんし)用い(もちい)研究(けんきゅう)から、古く(ふるく)ベニシダ(orハチジョウベニシダ)とミサキカグマ雑種(ざっしゅ)起源(きげん)によって生まれ(うまれ)(たね)であると考え(かんがえ)られています。
 
いわれてみれば光沢(こうたく)のない()緑色(りょくしょく)、ベニシダより小さめ(ちいさめ)()一番(いちばん)()(しょう)(はね)(へん)長め(ながめ)のところはミサキカグマっぽいかも?