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ベニシダ

春の若葉は紅色! その後は…

  • 低地の林内に多い。
    写真 / 2024.5 千葉県 S.Ikeda

  • 春の若葉。 とってもきれい!
    ほかの紅色になるシダは分布が限られるので、 春だと見分けやすい。
    写真 / 2026.5 茨城県 S.Ikeda

  • 根茎を斜上させて葉を多く出す。
    常緑性なので葉は硬め。
    写真 / 2022.7 千葉県 S.Ikeda

  • 葉先。
    やや急に細くなる。
    写真 / 2024.5 千葉県 S.Ikeda

  • 羽片。
    表面は濃い緑色でツヤがある。
    葉裏の胞子のう群は表に浮き出る。
    写真 / 2024.5 千葉県 S.Ikeda

  • 最下羽片。
    中央一番下にベニシダの大きな特徴がある。
    写真 / 2022.5 千葉県 S.Ikeda

  • 最下羽片の葉軸に接する下向きの小羽片が小さい。
    オオイタチシダヤマイタチシダは長くて八の字になる。 トウゴクシダオオベニシダも長め。
    写真 / 2024.5 千葉県 S.Ikeda

  • 葉裏。
    若葉では紅色の胞子のう群が一面につく。
    人によってはちょっと気持ち悪いかも…?
    写真 / 2024.5 千葉県 S.Ikeda

  • 胞子のう群は脈寄りにつく。
    包膜はCの形で、 中心が紅色できれい。
    写真 / 2024.5 千葉県 S.Ikeda

  • 葉柄基部。
    茶色または黒っぽくて細い鱗片が多い。
    写真 / 2024.5 千葉県 S.Ikeda

  • 葉軸。
    鱗片は茶色または黒っぽくて、 まばら。
    写真 / 2024.5 千葉県 S.Ikeda

  • 羽軸。
    鱗片は基部が袋状にふくらむ。
    写真 / 2024.5 千葉県 S.Ikeda

  • ベニシダの中でも葉裏の包膜が紅色にならないものがあり、 品種でミドリシダ(ミドリベニシダ)という。 ベニシダに混じって春先によく見られるが、 時間が経った古い葉ではベニシダと区別できなくなる。
    写真 / 2024.5 千葉県 S.Ikeda

特徴

身近な林内に最もありふれたシダの一つ。 葉は長めの三角状で、 少しパリパリとした質感でツヤがあり、 あまり硬くないです。 羽片は8~15対ほどあって深く切れ込んで小羽片をつくり、 裏にできた胞子のう群が表面に少し盛り上がって目立ちます。 胞子のう群は円形で、 若い時は紅色の包膜に覆われていてきれいです。 葉柄には濃い茶色の細い鱗片がつきます。 春の若葉も紅色です。
 
葉の長さ : 50~120cm
観察の時期 : 一年中(常緑性)、 春は若葉
生える場所 : 低山の林内
分布 : 本州、 四国、 九州、 琉球(沖永良部島以北)、 朝鮮、 中国

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。

フィドルヘッド

シダの新芽は春先に出るものが多いですが、 開いてない状態の時は大半が渦巻の形をしています。 これがフィドル(バイオリンの別名)先の渦巻きに似ていることから、 総称して「フィドルヘッド」という専門用語がつけられています。
 
このフィドルヘッドはシダの種類ごとに外見が違っていて、 ベニシダは紅色の軸にこげ茶色の細い鱗片がたくさんついています。 それ以外でも、 綿毛で覆われるもの深緑と黄緑のコントラストがきれいなものイノシシの手のように茶色鱗片がびっしりのものなど様々で個性的です。 春の3から4月頃にたくさん出てくるので、 ぜひ探してどんな形をしているか観察してみてください。

  • ベニシダとトウゴクシダの新芽とフィドル。
    フィドル先の渦巻が、 確かにそれっぽく見える。
    写真 / S.Ikeda