高知県の伊尾木洞は滴る崖一面にホウビシダやノコギリシダなどが生える光景が見事で、 「シダ群落」として国の天然記念物に指定されています。 かの有名な植物学者の牧野富太郎博士もよく訪れていたとか。 シダ好きならぜひ訪れてみよう!
ホウビシダ
岩壁一面、 鳳凰の尾羽
特徴
暖かい地域の湿った場所を好むシダ。 岩壁に根茎を長くはって長い葉を垂らすようにしてよく群生します。 名前は伝説の鳥「鳳凰(ほうおう)」の尾羽みたいな形に由来します。
大きさ : 長さ30cmほど
観察の時期 : 一年中(常緑性)
生える場所 : 林内の湿った岩場など
分布 : 日本(本州(関東南部以西), 四国, 九州), 済州島, 中国
※正確な種の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。