クマノミズキ

色んな(いろんな)生き物(いきもの)人気(にんき)()

特徴(とくちょう)

春先(はるさき)(えだ)切る(きる)とぼたぼた(みず)がしたたり落ちる(おちる)ことからミズキと呼ば(よば)れ、 熊野(くまの)地方(ちほう)紀伊(きい)半島(はんとう)南端(なんたん)())で最初(さいしょ)発見(はっけん)されたことから「クマノ」と名前(なまえ)につきました。 でも実際(じっさい)()地域(ちいき)でも生え(はえ)ます。
  
色んな(いろんな)生き物(いきもの)人気(にんき)のある()です。 →「性格(せいかく)」の項目(こうもく)をごらんください。

みんなの投稿(とうこう)

以下(いか)情報(じょうほう)は、 関東(かんとう)地方(ちほう)基準(きじゅん)にしています。 エリアによって1ヶ月(かげつ)くらいの()があります。

()(がた)

(えだ)規則(きそく)(てき)(よこ)広がり(ひろがり)(たな)(じょう)になります。 ただし環境(かんきょう)によって()(がた)変わり(かわり)ます。

  • ミズキ()ているが、 ミズキほどは、 張り出し(はりだし)(えだ)(たな)(じょう)にはならない。
    写真(しゃしん) / 2023.5.10 千葉(ちば)()若葉(わかば)() MayaN

  • 日当たり(ひあたり)良い(よい)場所(ばしょ)では左右(さゆう)対称(たいしょう)のバランスよい()(がた)
    写真(しゃしん) / 2021.9.15 千葉(ちば)(けん)佐倉(さくら)() MayaN

()

()丸み(まるみ)があり、 先端(せんたん)がとがる(かたち)です。 (がわ)(みゃく)(えん)にそうようにカーブします。
()は2(まい)ずつ(たい)につきますが、 (えだ)(さき)では()(みつ)につくので、 よくわからないことが多い(おおい)です。
()ているミズキは交互(こうご)につきます。

  • (がわ)(みゃく)(えん)にそうようにカーブ
    写真(しゃしん) / 2020.8.2 千葉(ちば)()(みどり)() MayaN

  • (えだ)に2(まい)ずつ(たい)出る(でる)()
    写真(しゃしん) / 2020.10.4 千葉(ちば)()若葉(わかば)() MayaN

  • 芽吹き(めぶき)
    写真(しゃしん) / 2021.4.10 千葉(ちば)()中央(ちゅうおう)() MasakoT

(はな)

ミズキとそっくりな(はな)ですが、 1か月(かげつ)ぐらい遅く(おそく)咲き(さき)ます。
小さな(ちいさな)(はな)集まっ(あつまっ)咲き(さき)ます。 平ら(たいら)(うえ)むきに咲い(さい)ているので、 いろんな(むし)がやってきます。
飛ぶ(とぶ)のがちょっと苦手(にがて)なコガネムシなどの甲虫(かぶとむし)がやってきて花粉(かふん)食べ(たべ)ながら(からだ)花粉(かふん)をつけます。

  • (うえ)むきに集合(しゅうごう)(はな)並ぶ(ならぶ)
    写真(しゃしん) / 2021.6.1 千葉(ちば)()若葉(わかば)() MayaN

  • 小さな(ちいさな)白い(しろい)(はな)平ら(たいら)(うえ)むきに咲く(さく)
    写真(しゃしん) / 2021.6.6 千葉(ちば)(けん)大多喜(おおたき)(まち) MayaN

  • 花びら(はなびら)が4(まい)小さな(ちいさな)(はな)集まっ(あつまっ)ている
    写真(しゃしん) / 2021.6.3 千葉(ちば)(けん)大多喜(おおたき)(まち) MayaN

  • (つぼみ)時期(じき)地味(じみ)全然(ぜんぜん)目立た(めだた)ない。
    写真(しゃしん) / 2021.5.21 千葉(ちば)()若葉(わかば)() MayaN

()

つやっとした黒い(くろい)実に(じつに)()赤く(あかく)、 とても目立ち(めだち)ます。 (とり)大好き(だいすき)ですぐ食べ(たべ)られてなくなります。

  • (あか)(くろ)のコントラストが高い(たかい)()(うえ)でも目立つ(めだつ)
    写真(しゃしん) / 2021.9.15 千葉(ちば)(けん)佐倉(さくら)() MayaN

  • (とり)人気(にんき)ですぐになくなるので、 たわわに稔っ(みのっ)ているのをみられたらラッキー!
    写真(しゃしん) / 2021.9.17 千葉(ちば)(けん)佐倉(さくら)() MasakoT

  • ()拡大(かくだい)
    写真(しゃしん) / 庭木(にわき)図鑑(ずかん)植木(うえき)ぺディア

  • ()(なか)は種(はしゅ)が1()ずつ入っ(はいっ)ている
    写真(しゃしん) / 2021.9.15 千葉(ちば)(けん)佐倉(さくら)() MayaN

  • ()終わる(おわる)(はて)(がら)木の下(このした)山積み(やまづみ)になっていて目立つ(めだつ)
    写真(しゃしん) / 2019.9.15 埼玉(さいたま)(けん) MayaN

(みき)

樹皮(じゅひ)灰色(はいいろ)で、 浅い(あさい)裂け目(さけめ)(たて)入り(はいり)ます。 (えだ)(あと)(かお)のように見える(みえる)ことがあります。
芽吹き(めぶき)(まえ)(えだ)は、 折る(おる)(みず)染み(しみ)出し(だし)てきます。 →ミズキの(みき)(えだ)

  • 浅い(あさい)裂け目(さけめ)(たて)入る(はいる)
    写真(しゃしん) / 2020.10.6 千葉(ちば)()若葉(わかば)() MayaN

  • 比較的(ひかくてき)若い(わかい)()(たて)裂け目(さけめ)少ない(すくない)
    写真(しゃしん) / 2023.5.13 千葉(ちば)()中央(ちゅうおう)() MayaN

冬芽(とうが)

冬芽(とうが)は、 ()()ているミズキとだいぶ違い(ちがい)ます。 ミズキ真っ赤(まっか)冬芽(とうが)なのに対して(にたいして)、 クマノミズキはまるで面相(めんそう)(ひつ)のような(いただき)()一番(いちばん)(じょう)着く(つく)())です。

  • 面相(めんそう)(ひつ)人形(にんぎょう)(かお)描く(えがく)ための細い(ほそい)(ふで))のような(いただき)()
    写真(しゃしん) / 2022.1.31 千葉(ちば)()若葉(わかば)() MasakoT

  • (えだ)沿う(そう)()
    写真(しゃしん) / 2022.1.31 千葉(ちば)()若葉(わかば)() MasakoT

(ひと)との関わり(かかわり)

(ざい)器具(きぐ)などに使わ(つかわ)れていたようです。

名前(なまえ)由来(ゆらい)

三重(みえ)(けん)熊野(くまの)のミズキという意味(いみ)でクマノミズキと呼ば(よば)れます。 。 ミズキは早春(そうしゅん)(えだ)切る(きる)(みず)がしたたり落ちる(おちる)ことから。 実際(じっさい)(さん)(じゅう)だけでなく、 関東(かんとう)以西(いせい)分布(ぶんぷ)します。

性格(せいかく)

様々(さまざま)生き物(いきもの)にバリアフリーの()
ミズキの仲間(なかま)は、 樹液(じゅえき)多く(おおく)春先(はるさき)(えだ)切る(きる)樹液(じゅえき)落ち(おち)ます。 その樹液(じゅえき)発酵(はっこう)してピンクやオレンジになっていることもあります。 これは樹液(じゅえき)酵母(こうぼ)です。 そこに(むし)集まり(あつまり)ます。
(はな)(うえ)むきに咲く(さく)ので、 飛ぶ(とぶ)のが苦手(にがて)甲虫(かぶとむし)なども花粉(かふん)食べ(たべ)にやってきます。
実は(じつは)()(いろ)とのコントラストが鮮やか(あざやか)目立ち(めだち)(とり)食べ(たべ)にくるのですぐに無くなり(なくなり)ます。
という(わけ)で、 いろんな生き物(いきもの)たちによい居心地(いごこち)提供(ていきょう)するいわばバリアフリーの()といえそうです。

ミズキもクマノミズキも大きく(おおきく)なってからの移植(いしょく)難しい(むずかしい)です。

  • 樹液(じゅえき)酵母(こうぼ)樹液(じゅえき)発酵(はっこう)して発生(はっせい)する不思議(ふしぎ)菌類(きんるい)
    写真(しゃしん) / 2020.4.2 埼玉(さいたま)(けん)狭山(さやま)() minaei

体験(たいけん)遊び(あそび)

ミズキもクマノミズキも()をちぎると葉脈(ようみゃく)から白い(しろい)維管(たば)(いと)がでてきます。 (いと)切ら(きら)ないように()だけをちぎると、 ちぎれた葉っぱ(はっぱ)がつながっていて、 手品(てじな)のようになります。

  • ()をちぎると(いと)をひく
    写真(しゃしん) / 2020.10.6 千葉(ちば)()若葉(わかば)() MayaN

関わり(かかわり)深い(ふかい)生き物(いきもの)

(はな)には、 コガネムシの仲間(なかま)など多く(おおく)昆虫(こんちゅう)がやってきます。
5~6(つき)、 キアシドクガ(ガ)が、 ときに(だい)発生(はっせい)することがあります。
実は(じつは)(とり)好ん(このん)でよく食べ(たべ)ます。

執筆(しっぴつ)協力(きょうりょく) : 岩谷(いわたに)美苗(みな)