ジョロウグモ

「秋の女王」と呼ばれる大きなクモ

  • メス。 クロスズメバチを食べる。
    腹部背面は黄色とグレーのしま模様。
    写真 / 2017.10.27 千葉県佐倉市 MasakoT

  • 裏側から見たメス。
    目立つ赤い模様がある。
    写真 / 2020.9.14 千葉県船橋市 MasakoT

  • オスはメスが成熟するのを待つ。
    オスの成体は網を張らずメスの網に同居。
    写真 / 2024.8.24 千葉県習志野市 MasakoT

  • メスが作った網に小さなオスが3頭。 メスに近いところに大きなオスがいることが多い。
    写真 / 2022.11.13 千葉県習志野市 MasakoT

  • 獲物は糸でぐるぐる巻きになっている。
    周りの白い点々はシロカネイソウロウグモ。
    写真 / 2023.10.8 千葉県船橋市 MasakoT

  • 獲物(ホシハラビロヘリカメムシ)を、 あまり糸で巻いていない。
    写真 / 2023.10.19 千葉県習志野市 MasakoT

  • 木の幹にいる。
    写真 / 2023.11.24 千葉県習志野市 MasakoT

  • 金色で馬蹄形の大きな網。 前後にバリアがある三層になっている。 目が非常に細かい。
    写真 / 2023.10.16 横浜市緑区 MasakoT

  • オス。 オスどうしの戦いのせいか、 あしの数が少なくなっている。
    写真 / 2020.11.12 千葉県市川市 MasakoT

  • 卵のうを守るメス。
    写真 / 2022.11.25 千葉県習志野市 MasakoT

  • 卵のうを守るメス。
    写真 / 2024.10.25 千葉市若葉区 MasakoT

  • 木の幹に産み付けられた卵のう(糸に包まれた卵)。
    写真 / 2017.11.15 千葉県松戸市 MasakoT

  • 白い糸の中にある卵は赤っぽい。
    写真 / 2022.12.27 千葉県習志野市 MasakoT

  • 団居(まどい)。 5月、 卵からかえって間もない子グモは集団で生活する。  
    写真 / 2023.5.21 横浜市緑区 MasakoT

  • 幼体。 成体と模様が違う。 網は三層。
    写真 / 2021.6.17 千葉市若葉区 MasakoT

  • 幼体がツクツクボウシを捕える。
    写真 / 2023.9.5 千葉県松戸市 MasakoT

特徴

都市部から山地まで普通に見られるコガネグモの仲間。 秋になると大きな網になり、 うっかりしていると顔にクモの網がべったり。 光があたると金色に光ってみえます。 網は目の細かい馬蹄形で、 3重になっています。
 
大きさ : 体長メス17~30mm オス6~10mm   
食べ物 : 昆虫など 
見られる時期 : 5~12月(成体は9~12月)
分布 : 北海道(南部)、 本州、 四国、 九州、 南西諸島

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​

ジョロウグモの交接(交尾)は命がけ

オスは、 メスの餌食にならないように、 メスが最終脱皮のときや食事中をねらって交接を行います。 メスが最終の脱皮をはじめると、 オスはそわそわして、 メスに接近しては離れるという行動を繰り返します。 メスが脱皮をしてまだ動けないときにオスが近づき交接をします。

  • メスが最終脱皮をはじめると、 オスがメスに近づいたり離れたりを繰り返す。
    写真 / 2022.9.14 千葉県市川市 MasakoT

  • 交接(オスの触肢にためた精子をメスの腹部の生殖口に入れる)。
    写真 / 2022.9.14 千葉県市川市 MasakoT

  • 交接(オスの触肢にためた精子をメスの腹部の生殖口に入れる)。
    写真 / 2022.9.14 千葉県市川市 MasakoT

トピックス

ジョロウグモの網に、 銀色に光る小さなクモが居候(いそうろう)していませんか。 シロカネイソウロウグモ(体長約3mm)と言い、 網にかかった小さな虫などを食べています。 他に、 いろいろな種類のクモがジョロウグモの大きな網に住み着いていることがあります。

  • シロカネイソウロウグモ
    写真 / 千葉県佐倉市 2022.10.23 MasakoT

  • シロカネイソウロウグモ
    写真 / 千葉県佐倉市 2022.10.23 MasakoT