高さ8~10mになります。

エゴノキ
満開の白い花は雪がつもったよう

エゴノキの特徴
初夏に木全体に咲く花は降り積もった雪のようでとてもきれいです。
エゴノキの若い実はサポニンを含んでいて、昔は石鹸の代わりとして使われました。そのため「石鹸の木」とも呼ばれます。
花がきれいなので公園や庭によく植えられています。
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以下の情報は、関東地方を基準にしています。エリアによって1ヶ月くらいの差があります。

樹形
葉
葉は薄く、先端がとがっています。葉の縁(ふち)には浅いギザギザがあります。互生になります。
花
花が満開になると、白い雪が降り積もっっているように見えます。
実
たくさん実るので目立ちます。若い実の皮にはサポニンという物質が含まれていて、昔は石鹸や、漁に使う毒として使われました。
実は熟すと、皮がむけ中の種だけが残ります。これをヤマガラなどの鳥が食べに来ます。
幹
黒っぽくなめらかな樹皮。老木になると浅く避けます。
冬芽
表面には星状毛が発達します。冬芽の根元には小さな副芽(ふくが)があります。
名前の由来
エゴノキという名前は実の皮を口に含むと「えぐい」ことから来ていると言われています。
関わりが深い生き物
くるっと巻かれた葉がぶらさがっていませんか。エゴツルクビオトシブミが幼虫のために作ったゆりかごです。枝の先には、ネコの足のような面白い虫こぶがつきます。
そしてエゴの実は、ヤマガラの大好物。ヤマガラは実をどこかに運んで土の中や木のうろなどに隠しておきますが(貯食)、近くの枝の上で実を足でおさえ、くちばしでつついて中のタネを食べている様子を観察することができるでしょう。
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